花はなぜきれいなのか




花を見てきれいだと思う動物は、おそらく人間だけでしょう。
しかしこれはなぜそういう風にできているのか。

花はもともとは昆虫に受粉を喚起するための姿なのでしょう。
その頃の記憶をいまだに受け継いでいる?いや。

赤ん坊に花を見せても、好奇心しかくすぐれないでしょう。
まずは口に持っていってしまうかもしれません。
そうだとするとこれは後天的なもので、教育や刷り込みにて得られる感情なのかも。
もしかしたら、世界には花をきれいと思わない部族もいるのかもしれません。

そう思う理由のひとつとして、ぼくは花に対する感情がひととずれている面があるからです。
幼い女の子が花をきれいだと言って摘んでしまうという行動があります。
花を摘むというのはその植物の死を意味します。
それも子孫を残そうとするタイミングで。

ぼくはこれがとても残酷なことのように思えます。 花を花瓶に生けたとしても、根がある状態より長生きすることはおそらくない。
花の美がその植物の生命を危うくしています。これは自然の摂理に反していないか。

美に対する所有欲というのも後天的なものでしょう。
植物の生命と美の所有はどちらの方が大事なのでしょうか。
人間、特に西欧文化は生物として変な方向に進んできてしまったような気がします。


(12/06/12 h.taki)



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