EARLY WORKS/始点




EARLY WORKS/始点@ギャラリームカイ

アメリカの作家の作品を除けば、菅野さんのが一番よいように感じました。
なんというか、地に足のついた速度感の表現、みたいなところが。
今回は展示されていませんが、小さなカンバスを並べた作品もあるのですね。
そちらの方は、その「速度」がより鮮明に感じられました。

測らずもムカイの後で寄った東京フォーラムのショップ併設のギャラリーでも
上記点では同じ方向性の作家が展示していましたが、
比べても菅野さんの作品の方が読み方の可能性が広く、
奥行きがある感じがしました。
テクニックもあると思いますし。

しかし、出品されている皆さん(ひとりを除いて)、
「カンバスにアブラで描く」ことに手法を絞っているのは
どうしてなんでしょう?

私はいわゆる「絵画」はそれをコンテンポラリーなものとして見る限り、
その制作目的が「社会」など外在しているか、
もしくは「物体」として平面を扱っている場合以外は、
なかなか興味を持てないので、こういう企画は実はちょっと辛いんです。



(98/03/25 h.taki)




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