VOCA展2006




*VOCA展2006/上野の森美術館
 060330まで/11:00-17:00(-19:00金)/無休/500円

40歳以下の美術家37名を選出し、平面作品を依頼するというもの。
毎年行われていて、今回は13回目にあたります。

去年1回見ているので、今回はすこしシビアな目でチェックしてみました。

まず前提として、アゾロのヴィデオにあるように、「すべてやられてしまった」。
「歴史」はとうに終わり、「時代」や「流行」という言葉さえ、有効でなりつつあります。
そんななかで作家が頼るのは自分自身以外にありません。
時代よりも個の方が重視され、波に乗るより動かないことの方に価値がうつってきています。

もはや以前の流れの中でしか存在意義がないもの、
意図的に稚拙さを出して、何かに対する批評となるもの、
目新しさや思いつきでできたような作品は無価値となりつつあります。

では、どのような作家が生き残るのか。
自分が選定、開発した言語について丁寧に何度もつくり続け、
洗練させていく、そういう誠実なタイプのひとではないかとぼくは思います。

今回の展示でそう感じたのはロバート・フラットと佐伯洋江の作品で
ともにVOCA奨励賞をとっています。

昨日は丁度この2名の作家によるトークがあったので、その影響もあるのかもしれませんが、
両者の作品からは創作に対する真摯な姿勢のようなものを感じました。

がんばってください。

(06/03/19 h.taki)



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