相笠昌義 日常生活




*相笠昌義 日常生活/東京オペラシティアートギャラリーコレクション展
 051225まで/11:00-19:00(-20:00金土)/月休

シュテファン・バルケンホール展と同時開催のコレクション展示ですが、
展示数は75もあり、独立した企画展示と考えていいかもしれません。

相笠昌義氏は1939年生まれで、展示はすべて平面、油絵の風景画がメインで
他にエッチングの人物画なども見られます。

作家の比較的初期の作品にエッチングが多く、画面の人物のプロポーションは横に引き伸ばされ、
異様なキャラクターをつくりだしているのが特徴で、
漫画のつげ義春や水木しげる、初期の河原温の絵画などの画風と
共通するところがあるように思われます。

その後、時とともに作品のグロテスクなイメージは薄まっていき、
かわりに口をつぐんだ人物と文字のない看板で構成された、
静謐な都市の風景画が登場します。

その沈黙した風景は異様だけれど、どこかで見たことはある。
聴覚を失ったときの感覚は体験したことがないですが、
もしかしたらこんな感じなのかもしれない。


(05/10/30 h.taki)



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