アジアのキュビズム




*アジアのキュビズム/東京国立近代美術館
 051002まで/月休(0919開0920閉)/10:00-17:00(-20:00金)/650円

表題の通り、アジア11か国のキュビズムもしくは
それに近い作風の絵画が集められています。
制作年は1950年代前後のものが多く、西洋のキュビズムと
リアルタイムで連動してつくられたものではないので、
各作家がキュビズムをひとつの手法として利用した、と言ったほうが正しいでしょう。

既に美的に消化、確立されたものなので、全体的にうまいけれど
参照源がちらちら見えるものも多かったです。
こそこそやるくらいなら、「パクリです」と堂々としていたほうが気持ちいい。
ピカソの「ゲルニカ」を明確にベースとした「ヒロシマ」という作品は
そういう意味で好きです。

一方、長年の西洋諸国および日本による植民地支配から解放されたばかりの国々で、
作家があえて西洋から学ぼうとする姿勢をとったことに、少し違和感を覚えました。

しかしアジアの美術の展示となると現代美術が多くなってしまうので、
こうした近代アジアの作品に触れることができるというのは貴重かもしれません。


(05/08/28 h.taki)



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