ASIAN FIELD




*アジアン・フィールド:アントニー・ゴームリー/旧東京都立城南高校体育館
 041128まで/11:00-20:00/無休/無料

約20万体の手のひらサイズの素焼きの粘土像が体育館の床に敷き詰められています。

各々の像は中国の人たちによる手作りのようで、
ひとつひとつが違った表情をもっています。
ひとり20体つくっても、1万人の手が必要で、
さらに展示ごとに、並べる人と撤去する人、梱包する人もいるので
膨大な人力がかかっていることがわかります。

実際、その数には圧倒されるのですが、
見る場所が1箇所しかないこともあり、その規模を十分に実感できないのが残念です。

また、これだけの手間をかけて何をしようとしたのか、ビジョンが見えてきません。
20万という数でプロジェクトを引っぱるのはいいですが、
できあがったものがそれ以上に魅力的なものにならなければ
美術家が関わった意味がなくなるように思います。
特にクリストなどの実例と比べると今回は寂しい感じがします。

一般の人が参加してつくっていくことで、新たなコミュニケーションを
生みだすというプロセスには意味があるかもしれませんが、
他国で作られたものを見るだけという、日本の展示には価値を見い出しづらいです。


(04/11/08 h.taki)



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