アウト・オブ・ザ・ブルー




*アウト・オブ・ザ・ブルー展/トーキョーワンダーサイト
 031026まで/11:00-19:00/月休/300円

まず300円という入場料がおトク。
これならハズれてもいいし、何回か行ってもいいかなと思います。

出展者は、大巻伸嗣、栗林隆、マーティン・シュミットの3名のみ。
ひとりひと部屋というぜいたくな構成になっています。

展示の方はその恵まれた条件を裏切らない、
なかなかよいものだったように思います。

栗林隆の作品は部屋全体の天井高を下げて天井裏空間をつくり、
観客は脚立に上って、天井にあけられた穴から異空間を覗くというもの。
アイデアとしては、既視感がありましたが、
インスタレーションとしての完成度は高く、気に入りました。
普通の展示空間では、なかなかここまでやれないでしょう。
そういう意味では貴重、見ることお勧めです。

大巻伸嗣の作品は部屋全体に白い細かな砂利をひき、
そこへ波状の白く大きなオブジェがのしかかってくるというもの。
本来であれば、音も流されるとのことですが、
残念ながら今回は体験することができませんでした。
「未来的な海岸」というようなイメージが面白い反面、
ちょっと物足りないような感じもしました。
あれで「波」が動いてくれたらもっと楽しめたかも。
まあ、危ないので無理でしょうが。

マーティン・シュミットの作品は、展示室ではなく、
階段、廊下にひっそりと点在されていました。
その在りかたは、須田悦弘の花と類似しています。
作品は壁にドリルで小さな穴をあけて、点描するというもの。
作品そのものよりも、こうした企画を容認する館の姿勢に感銘を受けました。


(03/09/23 h.taki)



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