ルイス・バラガン




*ルイス・バラガン 静かなる革命展/東京都現代美術館
 020714まで/月、0507休/10:00-18:00(-20:00金土)/1000円

風土的な原色を扱うことが特徴的な、メキシコの建築家の展覧会です。

会場構成は建築家の安藤忠雄。
展示の目玉として、バラガンの代表作のひとつであるヒラルディ邸の一部が
原寸模型として再現されています。
これはなかなかよいアイデア。

展示は大きく3ブロックに分かれていて、ビデオブースを中央にまとめて配し、
あとは展示パネルを中心とした構成になっています。
全体にどうでもよいような写真資料が山のようにあるのに対して、
模型の数が極端に少なかったのに物足りなさを感じました。
バラガン邸などには立体的な空間構成という魅力もあると思うのですが
それがうまく表現されていないように思いました。

展示構成も通常ならばある程度、時系列に沿った配置になると思うのですが、
今回は建物種別となっていて、いまいちバラガンの作品の全貌やその生涯を
俯瞰、把握しづらかったです。

今回あらためてバラガンの仕事をまとめて見ましたが、
シュールレアリズムとの共通性や、安藤忠雄、早川邦彦といった
建築家への影響などを発見することができた一方、
ちょっと過大評価されているのではという印象も受けました。
写真映りはいいのですが、実物はそれ程でもないような感じ。
まあ本物を見ないとなんとも言えませんが。


(02/05/06 h.taki)



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