芸術と医学展




*芸術と医学展/NTTインターコミュニケーション・センター
 020324まで/月休/10:00-18:00/800円

以前、常設展示があったところは
グレゴリー・バーサミアンの「ジャグラー」以外は取り除かれ、
一部を企画展示スペースとして使っていました。
改装で面積が狭くなるということだったのですが、
下階の展示室がひとつなくなったくらいで、
規模的な変化はあまり感じませんでした。

企画の方は「メタファーとしての医学」という括りによる
11グループによる展示。
医学的な知識がないせいか、ピンときませんでした。
それぞれの展示で訴えているものも見えづらかったですし、
それらをまとめてみたところでも、モチーフの重複が目につくくらいで
新鮮な切り口が見つけられませんでした。

そんななかで、比較的インパクトがあったのは
ジャスティン・クーパーによるビデオ作品。
なんのことはない、MRI画像によって人体の断面を
立体的にひたすら見せるという動画なのですが、
人間をモノとして徹底して客観視するというのは
案外、日常生活ではなかなか体験できないことだと思いました。

関連企画としてCAVE(3Dシアター)で新しい映像が流されていました。
テーマは「脳との対話」とのことで、企画ともリンクしているらしいのですが
そうした意味付けはともかく、映像自身は浮遊感があって
なかなか気持ちがいいものでした。
企画展で終わらせてしまうのは、惜しい感じがします。

「行為と相即するデザイン」展というのも併催されていました。
生活のなかにある様々なものに、ちょっとしたアイデアを盛込むというもので
座ると体重が計れるスツールや、かけた相手先の空が映しだされる電話など。
肩の力を抜いて楽しめる展示となっていました。


(02/03/01 h.taki)



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