イメージの首飾り




*イメージの首飾り/原美術館/終了

わからない作品というのがあります。
なんにも引っかかりがないというか。
でも、将来的な自分の認識の変化や知識の増加、
社会の変化などによってわかるようになるものも
あるのだろうなあとは、思います。

でも、それにはどこか「予感」みたいなものがあって、
わかるかもしれない、何かがあるかもしれないという予感。
それがないと、やっぱり辛いなあと思ったりもしています。

今回の企画は12人のイタリア美術家による展示なのですが、
私の感覚に引っかかったのは、マウリツィオ・カテランの
都会のリス(?)のピストル自殺のインスタレーションだけでした。

何が引っかかるのか、を言葉で表わすのは難しそうですが。
そのミニチュアでありながら、シンクのなかの皿までつくり込んだ
リアルな表現が、都会の寂しさや絶望感を表わしていたり、
都会での動物のいきいきとした居場所のなさが感じられたり、
単純に死というものに反応したのだったり。

そうしたあたりで少なからず共感をしたのでしょうね。

原美にいくのはだいぶ久しぶりだったのですが、
ミュージアムショップのあたりが改装されていて、
庭もなんか整理されて広々と感じられたのは気のせい?

カフェ・ダールのイメージケーキはガベッローネの
赤いネジが締められた木(?)箱を模したものだったようです


(01/07/02 h.taki)



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