須田 悦弘 展




須田 悦弘 展ギャラリー小柳 97/6/3-23

写真で見る限り詩的な感じがして、少し期待していたのですが。
タイトルとして「間」と書かれていましたが、あのギャラリー空間でそれをやるのは
無理があると思います。銀座の一等地なので仕方がないところもあるのでしょうが、
まず内装の仕上げと自動ドアが嫌。家具のセンスも悪い。自動ドアにするなら、例えば、
内装や照明までコンビニっぽくするとか(美術のコンビニ)、徹底してほしいです。

で、そのハンディを克服するほどの展示かというと、強さが不足していて、
それほどのものではないと感じます。写真がいいのは、空間が切り取られているからでしょう。
ですから、展示をするならば同様に木箱を作ってそのなかに納め(浮かす?)、
箱ごと壁面に展示するほうがよいのではないでしょうか。
「間」のとりかたは、箱の形、大きさで調整できますし。

パッと見、本物か造花かと見まがうあの花は木彫なのですよね?
だとすればその技術はものすごいものと思いますが、それがあまり見る者に効果を
与えていないように思います。完全すぎるというか。部分的に不完全な部分、
例えば無彩色な部分やラフな部分、があったほうが、私には魅力的な感じがするのですけど。


(97/06/18 h.taki)



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