急造筋肉作成方


そろそろ梅雨明けしそーな気配でございます。

すでに半袖の季節だから百も承知だと思いますよ。

体の線が見えてしまう季節なんでございます。

基本的に筋肉はスローペースで付く物です。

そんなに簡単に付いたら誰も彼もがマッチョマン。

苦労の先にだけ 道行く人が自然と道を譲ってくれたり どこに行ってもサービスが良くなったりするのでございます。

そんな野望とは別に 男なら誰もが強くありたいと願う本能がございますでしょ?

太い腕。

太い足。

パッと見 強そうに見えたい。

そんな願望を持つのは 雄として当然でございます。

夏場だと細い腕した自分の横に 太い腕したスポーツマンに立たれて『なんか自己嫌悪』。

そんな気持ちになった事ございませんか?

その寂しい感じ 夏場だけでも軽くしましょうよ。

簡単に付かないって言ったじゃん!と思った人。

『すぐ消える筋肉』なら 一ヶ月もあれば付けられるんでございます。

今から頑張ったとして 八月中旬ぐらいには ちょっと太い腕と足を見せられるようになりますよ。

ただし!

機能的には役立たズ。

付けた筋肉全部が まさに見せる為の装飾だと肝に命じといてくださいませ。

腕が太くなったから喧嘩が強そうに見える。

だから少しだけ気が大きくなる機会に恵まれるかも知れませんよ。

でもダメ!

まったく運動能力的には変わってない状態でございます。

そこに注意して『急造筋肉』の付け方をレクチャーして行きますよ。

<実行するウェートトレーニング>

パイプイスを用意してください。

あればダンベル。

無ければ雑誌の束。

この二つだけで腕と足を太く出来るんでございます。

『腕の場合』

用意したパイプイスに両足を乗せます。

その状態で腕立て伏せを実行して貰いますよ。

体は真っ直ぐにしてください。

そんなの無理と言うなかれ。

一回で構わないんですよ。

どうしても無理だって場合は この夏の熱い視線は諦めてくださいまし。

ポイントは『ゆっくり実行する』。

これでございます。

凄くスローペースで出来る限りの回数を実行してください。

まったく疲れない人は 疲れるまで繰り返してください。

すぐに疲れる人は そこでストップしてOKです。

目安としては『腕がパンパンになるまで』でございます。



『足』

続いて足でございます。

用意した雑誌の束。

体重計があれば それで計ってください。

二つに分けた雑誌の束が 合計で10KgもあればOKです。

色々と工夫して持ちやすい形にしてくださいませ。

それが完成したら 両手に持って立ったり座ったりを繰り返します。

いわゆるスクワットでございます。

これにもポイントがあります。

『ゆっくりゆっくり』繰り返してください。

これも疲れたらストップしてOK。

足が『パンパンに張るぐらい』が目安でございます。

<閑話休題>

さて本題でございます。

『パンプアップ』って専門用語がございます。

簡単に言うと『筋肉を膨らます行為』。

この程度に覚えといてください。

筋肉の面白い働きで 負荷を掛けると 血液が流入して『膨張』するってのがあります。

さっき説明した『急造筋肉作成方』。

これを試す前にでも メジャーで腕周りと足周りを測ってみてください。

そして実行後。

あら不思議。

初めて試したトレーニング方法なのに 少しだけ腕や足が太くなってますよ。

これが『パンプアップ』でございます。

この『急造筋肉作成方』の最大のポイントを説明しますよ。

外出する前に実行。

つまりパンプアップを上手に利用するのでございます。

こうする事で 個人差もありますが 30分から一時間(一時間は長い鍛錬が必要)。

筋肉が膨張した状態でいられます。

海やプールに入る前。

人ごみの中を歩く予定がある時。

そんな時に実行してみてください。

簡単に手足を太く見せる事が出来ます。

それでいて毎日の繰り返しで 筋肉の量も増えています。

『パンプアップ』の『膨張率』は日増しに高くなって行くのです。

その日の予定によって トレーニングを実行する時間を調節するだけで 簡単に太い手足が手に入るって寸法なのです。

目に見えて効果のある方法なので ここから本格的な肉体作りにハマル人も多かったりします。

でも楽して付けた筋肉です。

一ヶ月もトレーニングを休むと 総て消えて無くなってしまいます。

一夏限りのアヴァンチュールとでも思っていてください。