『火焔のカード』



さくらを襲う怪異!
生まれ変わった夢の杖、そしてカード!
時を経て再び、いや三度繰り返されるバトル!
さくらの戦いは続く!

「なんや、こいつら! これは水の塊か?」
「水と言ったらさくらちゃん。あのカードですわ!」
「うん!」

現れた怪異に立ち向かうさくら!
その前に聳え立つは水の怪異!
ぶにゅぶにゅと分裂し数を増やしていく怪異を前にさくらは叫ぶ!

「封印解除(レリーズ)!」

ぴかぁぁ〜〜っっ!!

呪文とともに進化した姿を見せる『夢の杖』。
もう片方の手にあるのは1枚のカード。
クリアな輝きと新たなる力を秘めたカード。
その名は……

「烈火(サバイブ)!」

ぴしゃぁぁぁ〜〜ん!!

「ちょっと待ったらんか〜〜!! 文字も読み方も全然違うやないけ〜〜!!」

ケルベロス渾身の抗議は当然のごとく無視。

カシャーン、カシャーン、カシャーン!

「ま、またか〜〜い!!」

無機質な機械音とともに変形していくケルベロス!
手足は前後に伸びその先端にはタイヤが、頭部にはハンドル、背にはサドルが生える!
一瞬のうちに戦闘バイク、ケルベランザーへの変形は完了!
封印の獣・ケルベロスがバイク形態への変形に要する時間はわずか1ミリ秒にすぎない。
ではもう一度そのプロセスを見てみよう!

「いくよ、ケロちゃん!」
「やめんか〜〜!!」

ケルベロスの悲鳴を意に介さず颯爽とケルベランザーにまたがるさくら!

ギュウウゥゥン、ギュウウウゥゥゥゥン!

凄まじい轟音とともに加速!
謎の敵への突撃を敢行!

くわっ!
どかーん、どかーん!

豪快なウィリー走行を見せつつ、口から吐き出す炎の玉で次々と水の怪異を撃破していくケルベランザー!
これなら今回は大丈夫か……とほっと胸を撫で下ろすケルベロス。
だが、もちろんそんな甘いわけはない。
さくらは巧みにハンドルを操り、最後に残った一際大きな怪異にケルベランザーを向ける!

じゃじゃじゃらじゃじゃじゃらじゃじゃじゃじゃ〜〜ん
(BGM:果てなき希望)

「ファイナルベント! ケロちゃんファイヤーストーム!!」
「どわわわわ〜〜〜〜!! やっぱりこれかい〜〜!!」

カッ!

どっかぁぁぁ〜〜〜〜ん!!

光り輝く炎の矢となって怪異へ激突!
壮絶な爆音とともに爆発四散する敵&ケルベロス!
友枝町を覆う脅威は取り除かれた!

☆仮面ライダーマメ知識
ファイナルベントの基本は体当たり攻撃。
(除くマグナギガ)


「さすがですわ、さくらちゃん」
「ううん、知世ちゃんのアドバイスのおかげだよ。ありがとう知世ちゃん」
「ふふっ、どういたしまして」

手をとりあって平和を取り戻したことを喜ぶ少女たち。
だが、まだ戦いは終わったわけではない。

「それにしても、今回のこれはいったいなんなのでしょうか」
「わからないね。エリオルくんからもお返事はないし」
「やはり頼りになるのはさくらちゃんだけということですわね。頼みますよ、さくらちゃん」
「うん!」

一つの敵を撃破しても戦いは終わらない。
次なる敵へ、そして背後に潜む真の敵へキリリと決意に満ちた瞳を向ける二人!

……その足元でずたぼろになってピクピクとのたうつケルベロス。

「またこれかい……。やっとれんわ。ガクッ」

脅威を打ち破りさらなるカードを手にしたさくら。
しかし、謎は解明されたわけではない。
謎は新たな謎を呼び、物語は加速していく!

「この本のために。新たに始る時間のために」

物語の陰で暗躍する海渡!

「はぁ、まったくマスコットのふりも楽じゃないわね」

素性、真意、一切不明のモモ!

「さくらちゃんともっと仲良しになりたいな」

謎に満ちたその出自はいったい何を意味するのか。秋穂!

戦え!
戦え、カードキャプターさくら!
戦わなければ生き残れない!

じゃ〜〜ん、じゃ〜〜じゃ〜〜じゃじゃらららら〜〜ん
(BGM:Alive A life)


火のカードは『火焔』ですか。
烈火を期待していたんですけどね。
まあ、そんなことには関係なくケルベロスにはファイナルベントをキメてもらうわけですが。
ファイナルベント! ドラゴンライダーキック!
(BGM:果てなき希望・ファイナルベントバージョン)

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