魁!!○塾
「新たなる旅路!」の巻


(※この先は例によって寛容の心が試される内容となっていますので、あらかじめご了承ください)



キャスト
剣桃太郎:小狼
伊達臣人:知世
雷電:山崎
J:千春
富樫源次:ケルベロス
虎丸龍次:苺鈴

江田島平八:さくら
七牙冥界闘の使い:海渡
??:侑子さん

その他、いつも通りわけのわからんキャストでお贈りします。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

〜〜〜前回までのあらすじ〜〜〜

苦戦の末、強敵ツバサ・クロニクル十六旅人を破りついに玖乱賦淫椀多乱弩(クランプinワンダーランド)を制した友枝町一行!
一月の休養を終え、再び友枝小へと向かう小狼たち。
その足取りの先にあるものは果たして……?

ケロ:「早いものやな〜〜」
苺鈴:「あの玖乱賦淫椀多乱弩から早一ヶ月ね」

知世:「生きてまた友枝小の校門をくぐれるとは思っていませんでしたわ」

小狼:「ああ、まったくだ」
山崎:「閉会式で火山は噴火するわ、会場の島は沈んじゃうわと本当に大変だったよね〜〜」
千春:「山崎くんが言うとウソっぽいけど本当だったしね」

知世:「それはそうとさくらちゃんはどうなさったのです? 姿がお見えにならないようですけど」
ケロ:「さくらはまた寝坊や。ほんまにあれはいつになっても治らんな〜〜」
小狼:「あいつらしいな。まあ、たいしたもんだ」
知世:「ふふっ、そこがさくらちゃんが大物たるところですわ」

ようやく訪れた束の間の平和に安らぐ仲間たち。
しかし!
そんな彼らに迫る新たな戦いの風!

??:「お待ちしていました」
ケロ:「あ〜〜? なんやお前は?」

彼らの前に現われた謎の青年!
優雅にタキシードを着こなしたその姿からはしかし、常人にはない背筋を震わせる何かを感じさせる!

海渡:「申し遅れました。私の名は『講○社』関東地区総支配人ユナ・D・海渡。友枝小の勇士の皆様を『魔蛾塵(マガジン)フェスティバル』へ召還の使者として参上致しました」
苺鈴:「はあ? 『講○社』? 『魔蛾塵フェスティバル』?」
ケロ:「なんやそれは」

海渡:「『講○社』、それは世界の裏の格闘界を統括する秘密組織です」

小狼:「裏の格闘界……!?」
海渡:「そう、そして『魔蛾塵フェスティバル』こそはその中でも最高権威を誇る大舞台! 数あるマガジン連載作品から最強の一つを決めるまさに至高の大会なのです」
知世:「それに参加しろと?」
海渡:「その通りです。玖乱賦淫椀多乱弩での皆様のご活躍は講○社幹部の間でも高く評価されております。そこでこうして参上した訳です」
苺鈴:「なにバカなこと言ってるのよ! 誰がそんなものに参加するもんですか!」
ケロ:「そうやそうや! わいらは闘犬やないで。そんなバカな大会に参加するか――っ!」
海渡:「皆様がそう仰るのは当然のこと。ですが、あなた方にはそれをどうしても拒めない理由があるのです」

知世:「理由?」

海渡と名乗った青年が胸ポケットから取り出したのは2枚の写真。
小狼たちに差し出されたそれに写っていたものとは……?

ケロ:「な、なんやこれは」
山崎:「人工衛星?」


そこに写っていたのは漆黒の宇宙を背景に浮かぶ円筒状の金属柱。
あきらかに人工衛星とおぼしきものである。
そしてもう一枚に写っていたもの。それは……

ケロ:「な、なに〜〜っ!!」
小狼:「さくら!」

知世:「さくらちゃん!」


そこに写っていたのはさくら!
ガラスの容器に入れられてすやすやと眠りこけるさくらの姿であった。

海渡:「ふふふっ、おわかりいただけましたかな。今ミス・さくらは大気圏外へ飛ばした人工衛星の中で冷凍睡眠となっています。つまり、脱出も救出も絶対に不可能というわけです」
一同:「!!」
海渡:「あなた方がミス・さくらを救出する術は唯一つ。それは『魔蛾塵フェスティバル』で優勝すること! それ以外にはありません」

小狼:「くっ……」
海渡:「これであなた方の『魔蛾塵フェスティバル』参戦は決まりましたね。奮戦を期待していますよ。では」
ケロ:「ちょ、ちょっと待てや! まさかこのまま無事に帰れるとでも思っとんのか〜〜!!」

小狼:「やめろケルベロス。あいつはただの使者にすぎない」
ケロ:「そやけど!」
知世:「どうやらここは言うとおりにするしかないようですわね」

苺鈴:「それにしても木之本さんも……。なんでそんなに簡単に捕まっちゃうわけ? 世界最高の魔法使いじゃないの?」
知世:「それはまあ仕方ありませんわ。聖闘士星矢のアテナといい、男塾の江田島塾長といい最強のはずなのにあっさり捕まってしまうのはお約束ですから」
山崎:「だ、だけど。マ○ジン最強を決めるって。どう考えても楽な戦いじゃないよ」

小狼:「そうなのか? ジャ○プと違って超絶格闘マンガは少ないだろ」
山崎:「昔はね。最近はそうでもないんだよ。それにいわゆるデスゲーム系のマンガがけっこうあるしね。なによりマガ○ン最強でしょ? ヤングマ○ジンとかもいれるとそう簡単な話じゃないよ」

マンガマメ知識:
超絶格闘マンガといえばジャ○プの十八番という時期もあったが最近はそうでもない。七○の大罪やFA〇RY TAILなど一昔前のジ〇ンプ系作品も多い。また、マ○ジンには近年流行のデスゲーム系マンガが多くあり、危険度ではむしろジャ○プを凌ぐ。

知世:「どうやら今度の相手もかなりの強敵ぞろいのようですわね」
小狼:「ああ。だがユエや柊沢もまだ復帰せず俺達の戦力は落ちている」

降って湧いた災難に途方にくれる一行。
だが!
そこに射す一筋の光明!!

??:「その心配には及ばないわ」
小狼:「なっ!?」

そこに現われたのは……

一同:「王大人――っ!! ……じゃなくて侑子理事長!!」
侑子:「失礼ね。どこをどう見たらあんなどんぶり頭と間違えるのよ」

小狼:「いや、でも。なんていうかその」
侑子:「なによ」
小狼:「理事長はその態度がでかいというか年にあわないというか」
ケロ:「ようはおっさんくさい、ちゅーことやな」
侑子:「きーーっ!! ま、まあいいわ。こんなこともあろうかと思って前々から準備はしてきたわ。その成果を見せる時が来たようね」
小狼:「準備? いったい何を」
侑子:「後ろを御覧なさい。本日を持ってあの者たちの友枝小への入学を許可したわ」

理事長の指差す先へと視線を向ける一同。
そこにいたのは……!

一同:「!!」
ケロ:「お、おまえ等は――っ!!」

魔法騎士レイアース 主人公 獅堂光!!
東京BABYLON 主人公 皇昴流!!
東京BABYLON 桜塚星史郎!!
X 主人公 司狼神威!!
X 桃生封真!!
聖伝-RG VEDA- 主人公 阿修羅!!
GATE7 主人公 はな!
ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE- 黒鋼!!
ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE- 主人公 シャオラン!!

新たなる敵、新たなる戦い、そして新たなる仲間たち!!
小狼の新たなる闘いの旅が今、始る!


GWは去りゆく平成を偲び懐かしマンガを読みふけっていました。
しばらくしてから気づきました。

男塾、北斗の拳、キン肉マン……

昭和のマンガやないか!
まあ、今はどれも最新シリーズが連載中だからOKということで。

戻る