キャスト
剣桃太郎：さくら
卍丸：ユエ
飛燕：知世
富樫源次：小狼
虎丸龍次：ケルベロス
贅魅爾（ジェミニ）：ファイ＆ユゥイ
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〜〜〜前回までのあらすじ〜〜〜
CLAMP最強作品を決めるべく世界最大の武道大会、玖乱賦淫椀多亜乱弩（クランプｉｎワンダーランド）へと乗り込んだ友枝町一行！
苦戦の末、たどり着いた予選リーグ決勝で待ち受けるは強敵ツバサ・クロニクル十六旅人！
初戦をかって出たユエの前に現れたのは謎の男、ファイ！
ファイの分身攻撃に眩惑され追いつめられるユエ！
しかし、ついに反撃への手がかりを掴む！
ファイの分身攻撃、そこに秘められた謎とは･･････！
ユエ ：「やはり貴様ら双子だったのか」
ファイ：「まいったな〜〜。バレちゃったよ。ユゥイ、どうしようか」
ユゥイ：「フッ、よくぞ見破りました。しかし、いったいどうして気がつきました？ 今まで私たちの秘密を見破った者はいませんでしたよ」
ユエ ：「服の傷だ。分身の中に服が破れている者と破れていない者がいた。その差だ」
さくら：（ひそひそ･･････ねえ、知世ちゃん。あの二人、そんなに見分けつかないかなあ。確かにそっくりだけど表情が全然違うよね。わたし、すぐわかっちゃったけど）
知世 ：（ひそひそ･･････シッ、さくらちゃん。それを言ってはいけません。こういうマンガでは双子には気づかないふりをするのがお約束です）
さくら：（ひそひそ･･････そういうものなの？）
知世 ：（ひそひそ･･････そういうものですわ」
ユエ ：「くっ･･････ガハッ！」
ユゥイ：「分身を見破ったのは見事でしたが、その傷ではそこまでのようですね」
ファイ：「やっぱり僕たちの方が強かったってことかな。ま、当然だよね」
ユゥイ：「これは象をも瞬時に絶命させる猛毒です。もう意地を張る必要はありません。これで楽にしてあげましょう」
ザッ！
ケロ ：「あ、あかん！ ユエがやられる！」
小狼 ：「あの猛毒をぬった手刀をくらったら最後だ――っ！」
ユゥイ：「さようならユエさん！ CLAMPワールド腐女子人気No.1はやはり私たちです！」
ファイ：「バイバ〜〜イ、ユエさん」
ユエ ：「そうはいかん。わたしも伊達や酔狂でこんなCV（緒方恵美）をしているわけではない」
くわっ！！
ユエ ：「あ。後ろで忍者が裸で水浴びしてる」
ファイ：「え、黒さまが？ どこ、どこ？」
ユゥイ：「バ、バカ、そんなのウソにきまって･･････」
ユエ ：「隙あり！」
カッ！
ズシャァァツ！
一瞬の隙をついてファイとユゥイの手刀を掴み、交差させて互いの胸に突き立てるユエ！
ファイ：「ぐっ！」
ユゥイ：「そ、そんな･･････」
バッ
ドシャァァ！！
大地に崩れ落ちるファイ＆ユゥイ！
見下ろすユエ！
ファイ：「うぇぇぇ〜〜ん、ユエさんのウソつき〜〜。黒さま裸になんてなってないよ〜〜」
ユエ ：「男色で身を滅ぼすとは愚かなことをしたな。これがお前たちの運命だったというのか」
ユゥイ：「あ、貴方にだけはそう言われたくありませんね。くっ･･････」
最後の力を振り絞りファイへと手を伸ばすユゥイ。
その手を掴もうと同じく手を伸ばすファイ。
ファイ：「ユ、ユゥイ･･････」
ユゥイ：「ファイ･･････」
しかし、その手が届くまであと数センチというところで二人は力尽きた。
しばしの無言の後、その手を繋ぎ合せるユエ。
そして立ち去り際に一言。
ユエ ：「いい勝負だった」
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CCさくら VS ツバサ・クロニクル！ 死闘はまだ始まったばかり！
ツバサ十六旅人の次なる刺客、秘められたその実力は！
「奥義！ 地竜・陣円舞！」の巻！