カードキャプターさくら・さくら争奪編!

小狼の敵は・・・・・・シャオラン!!


※この先、K・K・D(火事場のクソ力)なき者の閲覧を禁ず。


日本迷作マンガ劇場その5改 キ○肉マン・王位争奪編

キャスト
キン肉マン:小狼
ビビンバ:さくら
テリーマン:知世
ロビンマスク:エリオル
ラーメンマン:ケルベロス
キン肉マン・ビッグボディ:?
キン肉マン・マリポーサ:?
キン肉マン・ゼブラ:?
キン肉マン・ソルジャー:?
キン肉マン・スーパーフェニックス:?


その他、いつも通りのわけのわからんキャストでお贈りいたします

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〜〜前回までのあらすじ〜〜

長い冬を経てついに再会をはたした少年と少女。

「・・・小狼くん・・・?」

二人を祝福するかのように舞い散る桜の花びら。

「香港での手続きがやっと終わった。これからずっとこの友枝町にいられる」
「ほんとに・・・?」
「ああ」
「もう手紙とか電話だけでがまんしなくていいの?」
「ああ」
「これからはずっといっしょ・・・・・・」

たがいの温もりを確めようと二人が手を差しのべたまさにその瞬間!

「ちょっと待ったぁぁ〜〜ッッ!!」

ガガーーン!!

「きゃぁっ!」
「な、なんだ!?」

炸裂する轟音!!
湧き上がる爆煙!
・・・・・・と同時にどこからともなく姿をあらわした闖入者若干二名。

「今のはなんですの!?」
「雷が落ちたで!」
「大道寺にケルベロス!? なんでお前らがここに?」
「もちろん、『さくらちゃん、ついに李くんと再会するの巻!』をビデオに納めるためですわ〜〜。これを撮り逃しては大道寺知世、一生の悔い! ですわ〜〜」
「わいはそのつきそいや」
「お前らなぁ・・・・・・」

呆れかえる小狼。
その前に出歯亀もう一名追加。

「李くん。今はそれどころではありませんよ」
「柊沢・・・・・・。お前まで来てたのか・・・・・・」
「僕もこんな美味しいシーンを見逃したくないですからね。まあ、今はそんなことよりもあれを!」

エリオルが指差す先でもうもうと立ち込める爆煙。
その中にうっすらと浮き上がる5つの影!
中央の影からさくらに声が走る!

「さくら。本当にそいつがきみの『いちばんの人』だと思っているのか」
「え? ど、どういうこと」
「言った通りの意味さ。そいつが本当にきみの『いちばんの人』なのかな」
「も、もちろんだよ! わたしのいちばんは小狼くんだよ!」
「わたしのいちばんは小狼くん、ね。でも、『いちばんの小狼くん』は本当にそいつかな?」
「な、なにを言ってるの?」
「お前たち! いったい何者だ!」
「フフフ。オレはお前。オレは小狼。そう、オレ達こそ真の『いちばんの小狼くん』!」

ザシャア!!

薄れ行く砂煙。
その中から姿を現したのは

「な、なにぃ!」
「小狼くん!?」
「李くん!? 李くんが5人も!」

年齢も衣装も異なる5人のシャオラン!

「シャオラン・ビッグボディ!」(ツバサ・写し身)
「シャオラン・マリポーサ!」(ツバサ・真)
「シャオラン・ゼブラ!」(堀鐔学園・小等部)
「シャオラン・ソルジャー!」(堀鐔学園・高等部)
「そしてこのオレ、シャオラン・スーパーフェニックス!」(堀鐔学園・小龍)


ドドーーン!!

「さぁ、小狼! 真のさくらのいちばんの座をかけて勝負だ!」

バァァァァ〜〜ン!!

「小狼くんが5人も・・・・・・!」
「今度は本当に全員李くんですわ! 前とは違いますわ!」
「う〜〜ん、そっかぁぁ〜〜? たしかに見た目は小僧そっくりやけど。真ん中のヤツだけちょっと雰囲気が違うような気がせんか?」
「言われてみるとそんな気もしますね」
「ほら、特撮でよくあるやろ。ニセ○○ちゅーのが。あれやないか?」
「な、なにを言う! オレこそが真のシャオランだ!」

(ひそひそ・・・・・・やれやれ、こんなアホな茶番で何をマジになってるのやら)
(ひそひそ・・・・・・ホントに。小龍さん、一人だけやけに張り切ってますね)
(ひそひそ・・・・・・しかたないよ。この中で兄さんだけ彼女がいないからね)
(ひそひそ・・・・・・あれ? つき合っている人がいるって聞きましたけど)
(ひそひそ・・・・・・それなんだけどね。実は兄さんのつき合ってる人、誰も見たことがないんだよ)
(ひそひそ・・・・・・それって、ひょっとして・・・・・・?)
(ひそひそ・・・・・・うん。本当のところは兄さんの脳内彼女なんじゃないかって・・・・・・)


「後ろ! コソコソうるさいぞ!」
「ははははは〜〜、聞こえたで兄ちゃん〜〜。一人だけ彼女なしかい。寂しいのぉ〜〜」
「そ、それがどうした!」
「やめとけやめとけ。もてない男のひがみは見苦しいでぇ〜〜。ぎゃはははは!」
「くうっ! この、言わせておけば! 決めたぞ! 最初の犠牲者はケルベロス、お前だ!」

ガゴッ!

「うわっ!」

ギューーン!

「とくと見な――っ! これこそが真のシャオランの力だ――っ!」

ガコーーン!
ガゴーーン!!


「あぁ、ケロちゃんが!」

凄まじい蹴りをくり返し、ケルベロスの体を宙に突き上げて行くシャオラン・スーパーフェニックス!

「ハハハハどうしたケルベロス。でっかい図体して。それでもカードの守護者なのか!?」
「そ、そんなこと言われても。わいら、クロウのやつに無理やり・・・・・・」
「いけないなぁ、創造者のことを悪く言っては。それ!」

ガシャ!

ガッ!
ガッ!


ガシイッ!

「うわーーっ、動けない〜〜〜〜っ!」
「目に焼き付けるがいい! これこそ堀鐔学園三大奥義の一つ・・・・・・
ホリツバ・インフェルノ!!



ぐわしゃぁっ!

「うぅっ、またわいがやられ役か・・・・・・ガクッ」

ホリツバ・インフェルノの一撃で壁にめり込んでピクとも動かないケルベロス!

「さあ、これで邪魔者はいなくなった。勝負だ、小狼!」
「アホか! 何が勝負だ! そもそも勝負して決めるようなことじゃないだろうが! さくらのいちばんはさくらが決めることだ! そうだろ、さくら!」

シャオラン・スーパーフェニックスに向かって威勢のいい啖呵をきる小狼。
もちろん、心の中では「わたしの一番はこの小狼くんだよ!」というさくらの答えを期待している。

しか〜〜し。

「・・・・・・・・・・・・」

いつまで待ってもさくらからは期待した返事が返ってこない。

「さ、さくら?」

おそるおそる振り返った小狼の見たものは・・・・・・
ポケ〜〜っと呆けた表情のさくら。
目も虚ろでどこを見てるのかわからない。

「さくら、どうした! おいっ!」
「小狼くん・・・・・・小狼くんがあんなにいっぱい・・・・・・。どれがわたしの小狼くんなの・・・・・・?」
「さくら、しっかりしろ! いったい、どうしたんだ!?」
「李くん、ちょっと僕に見せてれませんか」
「柊沢!? あ、あぁ。頼む!」
「ふむふむ。これは・・・・・・」
「何かわかったのか!?」
「えぇ。どうやらさくらさんは、彼らの小狼パワーにあてられてしまったようですね」
「は? 小狼パワー? なにそれ」
「特にあの真ん中の男・・・・・・すさまじい小狼強度の持ち主です」
「小狼パワー? 小狼強度?? なんなんだ、それは〜〜!?」

☆☆☆ マメ知識その1 ☆☆☆
『超人強度』
超人の持つエネルギーを数値化したもの。
数値の高い超人ほど強いことになっているが、
2倍の高さでジャンプすると2倍になったり、
3倍の回転を加えると3倍になったりとあまり当てにならない。

「李くん。落ち着いて聞いてください。彼らはあなたのニセモノなんかではありません。おそらくは別の次元の同じ魂を持つ存在、異なる世界から来た本物のシャオランなのです」
「別の次元のオレだと!?」
「さくらさんは彼らの魂に反応しているのです。同じ魂を持った者が6人もいる。しかも、それが自分のいちばんの人とあってはさくらさんが混乱するのも無理はありません」
「どうしてそんな奴らがここに!?」
「それは僕にもわかりかねます。次元の崩壊の影響か、それとも何者かの陰謀か・・・・・・(まあ、ホントのところは侑子さんの悪戯でしょうけどね)」

明らかになった驚愕の真実!
驚きを隠せない小狼!

「そ、それで、どうすればさくらを元に戻せるんだ!」
「もちろん、彼らを倒すしかありません。彼ら全員を倒してこの世界にシャオランがあなた一人だけになればさくらさんも元に戻るでしょう」
「そ、そんなものなのか? なんか展開が強引すぎる気もするけど」
「それが少年ジャ○プシステムというものです」

☆☆☆ マメ知識その2 ☆☆☆
『少年ジャ○プシステム』
日本最高の販売数を誇るマンガ雑誌、週間少年ジャ○プで主に用いられる手法。
いわゆるバトルもの。
王位も、人類の未来も、恋の行方も、あらゆるもの全て闘いでケリをつけるシステム。
もっとも、1回勝っても次のシリーズではさらに強い敵が出てくるのであまり意味がなかったりする。



「どうした、小狼。もう逃げ出す算段でもしているのか!」
「なにを! 待ってろ! おれこそが真の『さくらのいちばんの小狼』だ! お前達を倒してそれを証明してやる!」
「その意気です、李くん! 僕も及ばずながらお手伝いします!」
(本音:どうやらしばらく退屈しないですみそうだな。フフフ・・・・・・)
「がんばってください、李くん! わたしも応援いたしますわ!」
(本音:その間、さくらちゃんはわたしが責任を持ってお預かりしますわ〜〜おほほほほ〜〜〜〜)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
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小狼の行く手を阻む5人のシャオラン!
頼りになるのかならないのか微妙な感じの仲間たち!
さくらのいちばんを賭けた闘いが今、始まる!
次回!

「ゲェーッ! 象のクロウカード!」 の巻

に続く!


キン肉マン王位争奪編の続き。
本屋に行ったらキン肉マンがマッスルスパークを決めてる本が置いてありまして思わず、
「ゲェ―――! 完璧マッスルスパーク!!」
と叫んでしまいました。
パチスロの本だったみたいです。
自分はパチスロ屋に入ったことはないのですが、最近のパチスロ屋は
北斗百烈拳
だの
ペガサス流星拳
だの
キン肉バスター
が炸裂するところだそうですね。
一体、どんなカオスな空間なんでしょうか。
ちょっと想像がつきません。

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