(※繰り返しますがこの先・・・・・・以下略)


キャスト
ケンシロウ:桃矢
サウザー:小狼
ターバンのガキ:知世
(※聖帝十字陵の途中でサウザーを刺したガキ)
オウガイ:さくら
シュウ:ケルベロス(出番なし)

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友枝救世主伝説


『○斗の拳 イチゴ味』

愛ゆえに! の巻


オープニングテーマ:「愛を取り戻せ!」Vo:クリスタルキング

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〜〜〜前回までのあらすじ〜〜〜

聖帝十字陵の頂となって果てたケルベロス!(CV:千葉繁)
怒りと悲しみの涙がトウヤを包む!
だが、これは激闘の幕開けに過ぎない!
北斗と南斗、その頂点を決める闘いがついに始まる!

トウヤ:「でかくなったな小僧!」
シャオ:「それはこっちの台詞だろうが! まあ小学生のままじゃお前に勝てないからな。ツバサ版の身体にしてきた。トウヤ! 今日こそ決着をつけてやる!」
トウヤ:「ふん。この石段はあのぬいぐるみの悲しみ! そして貴様が積み重ねてきた罪の重さ! 一歩一歩かみしめて登ってくるがいい」
シャオ:「そうではない。この石段はシスコン、お兄ちゃん萌えなどという悪しき風習の終焉への秒読みだ!」

ザッ、ザッ、ザッ・・・・・・
勝利の自信に満ち溢れた表情で一歩一歩、十字陵を登るシャオラン!
だが!

トモヨ:「えぃっ!」

ドガァッ!

一人の少女がその足にナイフを突き立てる!

シャオ:「ぬぅ?」
聴衆 :「あぁっ、なんてことを!」
トモヨ:「さくらちゃんはわたしだけのものです! 誰にも渡したりしませんわ!」
トウヤ:「トモヨ・・・・・・。アホが。また悪い病気が出たな」
シャオ:「ふっ、見ろこいつを。さくらへの愛がこんなガキすら狂わす!」
トウヤ:「そうかあ〜〜? トモヨのあれは元からだろ」
シャオ:「うるさい! 愛ゆえに人は苦しまねばならぬ! 愛ゆえに人は悲しまねばならぬ! 愛ゆえに・・・・・・愛ゆえに!!」


――――――回想開始――――――

ケースその1:喫茶店
サクラ:「あらたまってわたしに話たいことってなんなの? カードのこと?」
シャオ:「ち、ちがう」
サクラ:「ちがうの? それじゃあなに? あ、ひょっとしてクロウさんのこと?」
シャオ:「それもちがう。さ、さくら! お、おれは・・・・・・おれはお前のことが・・・・・・」
トウヤ:「お待たせしました。注文のアップルパイです!」
シャオ:「うわっ?」
サクラ:「お、お兄ちゃん? なんでここに?」

トウヤ:「アルバイトだ。ま、ごゆっくりど〜〜ぞ」
サクラ:「あ〜〜びっくりした。お兄ちゃんってホントにどこでもアルバイトしてるよね。で、小狼くん。お話の続きは?」
シャオ:「い、いやいい。もういいんだ」
サクラ:「?」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・

ケースその2:図書館
シャオ:「周りには誰もいないな。さくらと二人っきりだ。よし! 今後こそ! さくら!」
サクラ:「ん、なに? 小狼くん」
シャオ:「さくら、聞いてくれ。おれは、おれはお前のことが・・・・・・」
タカシ:「図書館っていうのはねえ〜〜」
サクラ:「ほ、ほぇ!?」
シャオ:「うわっ、山崎!? どこから湧いた!」
タカシ:「図書館っていうのはね〜〜。昔は"頭書館"っていってね〜〜。みんな頭の上に本を載せてたんだよ〜〜」

チハル:「はいはい!」
タカシ:「あはははは〜〜〜〜」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・

ケースその3:遊園地
サクラ:「ふぅ。楽しかったけどちょっと疲れちゃったね」
シャオ:「あぁ。そうだな」
サクラ:「今日は1日、お兄ちゃんの邪魔も入らなかったし。お兄ちゃん、どこに行ってもいるんだもん」
シャオ:「(そうだ。今日はあいつがいない。今度こそ邪魔されずに告白できる! よ、よし!)さ、さくら! お前に話したいこと・・・・・・」
サクラ:「あぁ〜〜〜〜!!」
シャオ:「ど、どうした、さくら」
サクラ:「バッグの中のお菓子が・・・・・・ってケロちゃん! こんなとこで何やってるのよ!」

ケロ :「むぐむぐ。ばれてもうたか」
サクラ:「ばれたかじゃないでしょ、もう! まさかバッグの中のお菓子、全部食べちゃったの? 小狼くんと食べようと思ってたのに!」
ケロ :「二人だけで美味しいもん食べようなんてそんなの許さんでぇぇ〜〜。むふふ〜〜」
サクラ:「け、ケロちゃん! こんなところで出てこないでよ! あ、小狼くん。ちょっと待っててね。ケロちゃんをなんとかしてくるから」

すたたたたた〜〜〜〜・・・・・・・・・・・・

シャオ:「あぁ、あぁぁ・・・・・・。そ、そんな。いつもいつも・・・・・・な、なぜ・・・・・・。さくらぁ・・・・・・」

あぁぁ・・・・・・
こんなに苦しいのなら・・・・・・
こんなに悲しいのなら・・・・・・

愛などいらぬ!


――――――回想終了――――――

シャオ:「おれはその時から愛を捨てた! いや帝王の星が目覚めたのだ!」
トウヤ:「それはお前がどうしようもないヘタレってだけだろうが。それで愛を捨ててどうなったっていうんだよ。さくらのことは諦めたってことか」
シャオ:「まさか。退かぬ! 媚びぬ! 省みぬ! 帝王にあるのは制圧前進あるのみ!」
トウヤ:「はあ? 具体的にはどうしようってんだ?」
シャオ:「告白なんてまどろっこしい手順はなしだ! 問答無用で押し倒す! そして強引にエッチに持ち込む! あいつにはそれが一番効果的だと悟った!」
トウヤ:「なにぃ! ふざけるな! そんな真似はおれが許さない! あいつで遊んでいいのはおれだけだ!」
シャオ:「おい・・・・・・。ここでその台詞はヤバいだろ。実の妹に何をする気なんだよお前は」
トウヤ:「知れたこと! エッチなことだ! あいつが成長するまで何年待ったと思ってる! それを横からしゃしゃり出て邪魔すんじゃねえ!」
シャオ:「こいつ、やっぱり本物のシスコンか。ふん、いいだろう。CCさくら本編、ツバサ真小狼編・・・・・・。永きに渡る闘いもここまで! こい、トウヤ! 今こそ決着の時だ!」
トウヤ:「おおっ!」

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テーレッテ〜〜(BGM:FATAL K.O)

シャオランとトウヤ! 宿命の対決に天も震える!(CV:千葉繁)
この激闘を制するのはシャオランか! トウヤか!
どっちが勝ってもサクラに待ってるのはエッチッチだけだぁぁ〜〜っ!!
(ほぇぇぇ〜〜〜〜。そんなのダメだよ〜〜〜〜)

次回! ○斗の拳!!

「天砕く妹魂(シスコン)!」

サクラ! お前で遊んでいいのはおれだけだ!
(こ、こいつ・・・! 天下のN○Kで堂々とシスコンを宣言するなんて・・・・・・。お、おれの叶う相手ではなかった・・・・・・)


北斗の拳 イチゴ味 読破記念。
かっこいいなあサウザー様。
君も今日から聖帝軍だ!
久しぶりにセガの対戦格闘ゲーム・北斗の拳がやりたくなってきました。

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