介護保険の役割
社会全体の高齢化が進むにつれ、介護を必要とする寝たきりや認
知症の高齢者が増えることが見込まれています。こうした中で高齢者
介護を社会的に支える仕組みとして介護保険制度が発足しました。こ
れにより、常に介護を必要とする状態(要介護状態)や、日常的に支
援が必要な状態になった場合に原則1割負担でサービスが受けられ
ます。
介護保険の被保険者
介護保険の被保険者は、65歳以上の人(第1号被保険者)と40歳以
上65歳未満の医療保険(健康保険等)加入者である第2号保険者に
分けられます。
介護保険料と徴収方法
第1号被保険者の介護保険料は、各自治体により違いますが、所得
に応じて数段階の基準を設けて徴収しています。年金を年間18万円
以上受給している方は、原則年金から天引きされます。
第2号被保険者の介護保険料は、国民健康保険料を納めている方
は、その自治体の基準に応じて介護保険料が決まります。国民健康
保険と合わせた納付書が来ますので一緒に納めます。
また、職場の医療保険に加入している場合は、医療保険ごとに定めら
れた介護保険料率に応じて、給与(賞与)×介護保険料率(原則事業
主が半額負担)が給与から天引きされますので、個人が納める必要
はありません。 |