私が大学を出て社会人になった2000年当時、現在と同じように日本の
景気は悪く、就職するのもままならず、自分がやりたい仕事に就けなかっ
た同級生、仕方なく派遣社員になったり、アルバイトで生活費を稼ぐ同級
生もたくさんいました。それから10年が経ちましたが、その間賃金もさほ
ど上がらず、1度も景気が回復した実感を得られぬまま経済危機が訪れ、
また不景気が押し寄せてきました。この10年間を「良い10年間だった」と
振り返れる20代・30代が少ないことは想像に難くありません。
今、雇用不安や先行きの不安から、新しいことに挑戦しようというよりも
現状をいかに安定したものにするかという風潮が濃くなっています。しか
し、貴重な20代・30代を無難に過ごしていこうとするのは、非常にもったい
ないことですし、そのマインドが日本の景気をより一層悪くしています
また、少子化が社会問題となって久しいですが、この1番の原因は、「経
済的に厳しいから」であり、それ以前に、「経済的な理由で」結婚をしてい
ない人が増えているという現実もあります。
でも、本当に「経済的に厳しい」のでしょうか?単純に将来にかかるお金
の設計が十分にできていないために感じる不安が、そういった思いを
抱かせているだけではないでしょうか?
お金は本来「使う」ものであり、「貯め込む」ものではありません。また本当
に自分の欲しいものに「使う」ことこそが、あなたの人生をHAPPYなものに
してくれます。
『子供がほしい』『結婚したい』『家が買いたい』『店が持ちたい』という
気持ちを「経済的な理由で」迷っている方はぜひ1度ご相談ください。
2010年4月1日 ファイナンシャルプランナー 佐々木 貴規 |