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側湾症は、「胸椎型」「胸腰型」「S字型」共に脊椎と一緒に肋骨の変形を起こすことが 又外観的には上左の写真のように肩の高さの左右差、肩甲骨の突出、腋の下やウエストライン
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合成写真 | レントゲン写真 | 圧迫骨折 |
前出のシールを張った写真と右の レントゲン写真の合成 |
2枚のレントゲン写真をパノラマ合成 | 胸椎と腰椎の圧迫骨折 黄色い線の中の骨が楔形に変形 |
上の合成写真では黄色い線(椎体)の内側の赤い線(緑色のシールの上に引いてあります)
が棘突起を示しています。
赤い線の棘突起は椎体のカーブの内側から内側へと繋がっており、明らかに棘突起と椎体が
側と凸側に捻転を起こしているのがわかります。
このように椎体が作るコブ角(レントゲン写真)と棘突起が作るコブ角(シール張)では30%
〜50%
右の脊椎と骨盤を拡大したレントゲン写真では、構築性側湾症の特徴を示す胸椎の9番(T9)
と腰椎の3番(L3)が圧迫骨折で楔形に変形してL3は左へ変位しているのがわかります。
最長筋と腸肋筋 | 棘筋・半棘筋・多裂筋 | 多裂筋と回旋筋 |
背骨の両側についている筋肉群で、背骨を屈曲、伸展、回旋に関与していて中でも回旋を伴う
回旋筋、多裂筋の影響は強いと思われます。
脊柱起立筋は骨盤から頭蓋骨まで及び体幹の動きや維持に大きくかかわっており、浅層から
深層まで固有背筋として多くの種類が有ります。
僧帽筋 | 広背筋 | 大胸筋 |
背部の「僧帽筋」と「広背筋」、胸部にある「大胸筋」、これら大きな筋肉は密接に関 僧帽筋:肩甲骨を挙上、内転、回旋させ三角筋の働きを助けて肩甲骨を安定させます。 広背筋:肩関節を内旋、内転、伸展させる強力な筋肉です。 大胸筋:肩関節を屈曲と内旋させて前鋸筋が肩甲骨を外転させる(前方に引き出す)の |
腹横筋 | 内腹斜筋 | 外腹斜筋 |
腹筋は骨盤と下部肋骨をつなぐ筋肉として側湾に影響を与えています、したがって腹筋の拘縮を取り、より強化することが必要です。又、腹筋は生活全般にかかわる大事な筋肉でもあります。 又、大腰筋や腸骨筋とも密接に繋がり骨盤の安定性にも貢献しています。 |
腹直筋と腸腰筋・内転筋 |
骨盤は後を2つの仙腸関節と前を恥骨結合で結合された2つの寛骨でできた、腹部と骨盤の臓器の容器でありそれらの臓器を保護するものです。 通常は骨盤を守るはずの筋肉、その筋肉が拘縮や短縮を 骨盤の後ろ側(外骨盤筋群)には殿筋と外旋筋が有り 骨盤内の筋肉や骨盤底筋と共に骨盤の安定性と 又これらの筋肉は股関節の外転や内旋、外旋に係る ことでO脚やX脚にも大きく係っていますので骨盤の |
殿筋と外旋六筋 |
上記以外にも治療を行う筋肉や靱帯、関節包は沢山あります。
実際には側湾以外に頸椎の前湾や後湾、脊柱の前湾や後湾、腰椎の前湾や後湾等との
複合が多く症状ごとに治療箇所が増えます。
頸部では斜角筋や胸鎖乳突筋、胸部の肋間筋、脚部の内転筋や大腿筋膜張筋、足関節なども重
要な
そしてこれらの筋肉や靱帯をどのようにほぐしてゆくかが治療になります。
拘縮した筋肉や筋膜、靱帯を、リリースやストレッチ、マッスルエナジーテクニック
カウンターストレーン、マッサージに関節療法、指圧療法、操体法等を使って、身体が元から持っている自然治癒力
またとても大切なことはご自身でのご自身に対する治療です。
皆さんが当院へお出でになれるのはお仕事をされている方なら週に1回位が一番多いです。
身体はみなさんが次にお出でになるまでに少しづつ元の曲がった状態へ戻ろうとします、
これもある意味自然治癒力です。そこで、「戻っちゃダメ」とストップをかけるのが「矯正体
操」です。
当院では「矯正体操」をして頂くために体操の指導と「プリントやDVD」を差し上げ、日常生活での注意点を個々にお伝えしています。
どうか治すということを施術者任せではなく、ご自身も前向きに取り組んでいただくことをお
願いします。