県鳥「シラコバト」はどこに

 今年の花見は新型コロナウイルスの影響でほとんど不可能となってしまいました。
そんななかで、人込みを避けるために選んだ処は越谷市内の「県民健康福祉村」です。
 ここは私自身あまり知らなかったところですが、かなり広い処で桜も結構ありました。
また、珍しい運動遊具も設置されており、また広い池があり野鳥の飛来も観察できました。
 野鳥といえばここ越谷市は「シラコバト」に関係があることはお存じのことと思いますが、
県鳥であり、市鳥でもあります。
 ここでこの鳥が見られるのでしょうか。因みに池の端にたくさんの白鳥が飛来していましたので
シラコバトではないかとシャッターを切ったのですが、これが大間違いということが判明しました。
インターネットで調べてみると、シラコバトの特徴は首の付け根あたりに独特の文様があり、
白鳥のように白くはない、茶褐色に近く、山鳩に近い感じであることがわかった。
 また足には水かきはない。さて写真の鳥はこれらをすべて打ち消すことが分かりました。
それではこの鳥は何なのか。これまた調べてみると、「ユリカモメ」別名「都鳥」とわかった。
ここで、両者の生態と特徴をまとめてみると、
ユリカモメ、1.渡り鳥で冬場に飛来してくる。
       2.海岸や河川・内陸の湖に多くみられる。
       3.全長40cm位でくちばしと足が赤い。
       4.足には水かきがある。
 
シラコバト、1.ハト科に属し、シラバト、ノバトとも呼ばれる。
       2.全長33cm位で全体にほっそりしている。
       3.本県では東部地域に生息している。
       4.首に黒い横線が走っている。
       5.1956年国の天然記念物に指定されたが、現在は自然の生息は
         なかなか見られない「絶滅危惧種」
ただ一部の施設での飼育が行われていて、保護されている。
そのなかで、越谷市内にある「キャンベルタウン野鳥の森」があります。この施設は1916年5月に史跡めぐりクラブ
で訪れています。そこで撮った写真をみると、特徴がつかめます。
というわけで、
         関連写真(下記)を掲載しました。また、参考のために訪れた公園の画像も掲示しました。

            

「キャンベルタウン野鳥の森」にて撮影(May1916)                                   インターネット画像から。首の文様がわかる
残念ながら首の文様が確認できない

                                                                             

左側に「野鳥の池」、「修景池」とある

           

池の桜とユリカモメの休息。湖面に中州がある                 ズーム画像

         

中州ズーム                                      オリンピックPR板と桜  何とも侘しい