〔日付〕 H6年7月28日(木)〜7月30日(土)
〔日程〕
7/28 千葉発 6:38・・(あずさ3号)・・甲府・・(バス・・広河原・・北沢峠(泊)
9:05着 12:07着
12:55着
10:05発 12:30発
7/29 北沢峠・・大滝の頭・・小仙丈岳・・仙丈岳・・馬の背・・薮沢ルート・・
5:30 7:30
8:45 10:30 12:50 14:30
北沢峠
16:20
7/30 北沢峠・・・広河原・・・甲府・・・・千葉
9:45 10:25 18:32 21:18
千葉駅からあずさ3号に乗り甲府のぶどう畑を見ながら、朝食をとる。甲府駅
前バス停では多くの人が広河原行きのバスを待っていた。それぞれの人が山行
きの話しをしていた。なかにはタクシー相乗りでいかれる人もいた。広河原バ
停からは、北岳が雄大な姿を見せていました。そこからマイクロバスで北沢
峠に向かいました。車外には高山植物が咲いていてこのような所は、初めての
経験なので何だか胸が熱くなりました。北沢峠から小屋まで6分くらいで道の
すぐそばにはサンカヨウがブルーベリーのような実を付けていました。
北沢峠に行くまでの林道にて
・ホタルブクロ
・フシグロセンノウ
・シャジン
・トリヤシショウマ
・アカショウマ
・ナデシコ
・クガイソウ
・アサギマダラ(蝶)
北沢峠バス停に着く 13:45着く
・バス停周辺にて
・サンカヨウの実
・オトギリソウ
・タカネビランジ
・ナデシコ
・ツワブキ
・ミヤマアキノキリンソウ
・ヤナギラン
・カニコウモリ
・ホタルブクロ
・ベニヒカゲ(蝶)
仙水小屋〜仙水峠まで足ならしのために歩く 14:45
仙水小屋で飲んだお水のおいしかったこと忘れられないなー・
甲斐駒の摩利支天に近くなると足元は、ゴーロ状となりハイマツとカラマツ
が盆栽のようでとても美しかった。
15:15 アズマシャクナゲ、コケモモの花と実がなっていた。
目の前に見える甲斐駒の摩利支天は、スケールがとっても大きく私は恐いと
言う恐怖心が起こった。何と言って表現すればいいのか考えがつきませんで
した。花崗岩でおおわれていて初めて見る自然のすごさを感じました。
仙水峠〜北沢まで降りて来る途中に仙水小屋がありそこでのお水のおいしか
ったこと,冷たかったこと・・・・飲みながら眺めるナナカマドの少し赤く
なっている葉,辺りの山々なんて幸せなのだろうと感じる。
それから北沢峠付近に降りてきた。16:00着
夕食をする。
今日一日も天候に恵まれ,初めて目にすることの多かったこと。明日のこと
を思い高くそびえる仙状岳を見ると,少し不安が起こってくるのでした。
7/29(晴れ)
目を覚ますと,今日も晴れの様子で嬉しかった。小仙丈がだんだんと朝日に
はえて明るくなって来るのが美しい。
5:30発 北沢峠登山口
シシウド
シロナデシコ
シモツケソウ
シロバナシオガマ
ユキザサ
登りながら北岳の三角峰が左手に見える。途中男性1名と男子学生風2名と
あう。
2合目 6:10
暑くなり着ていたTシャツを脱ぎお水を飲む。冷たくておいしいお水を飲む
また気分を新たに登る。トラバースコースから尾根の上,風とうしがとって
もよく心地好い。シラビソの樹林帯,ダケカンバが美しい。
3合目 6:40
またまた冷たくておいしいお水を飲む。
汗が滝のごとく、こんなに汗かきではなかったのに・・・
4合目 7:00
冷たくおいしいお水を飲む。男性2名が降りてくる。
トモエシオガマ
グンナイフーロー
シャジン
クルマユリ
マツバダケブキ
ミヤマシシウド
などをみながら登る。 とっても苦しい。
大滝の頭、藪沢の分岐 7:30
森林限界 8:00
周りが開けて、見晴らしがよくなり風も心地好く当りの山々が美しく見え
てきた。美ヶ原、槍ヶ岳、裏立山連邦、鋸岳、甲斐駒の向こう、奥秩父、
アサヨ連邦、地蔵岳、観音岳、薬師岳、(鳳凰三山)、北岳の180度の
山々が見える。
正面に小仙丈岳が見える。
ウラシマツツジ
ツガザクラ
コイワカガミ
コメツツジ
トウチソウ
ヨツバシオガマ
クロウスゴ
オンタデ
コガネギク
リンドウ
ハクサンフウロウ
と、お花が続く。
小仙丈岳 8:45
ここで一休みです。ゼリー、レモンのハチミツづけがとってもおいしかっ
た。風も心地好く、360度の展望は大変美しく初めてみるこのパノラマ
が私の頭に焼き付いて忘れることはないでしょう。ああ・・なんというこ
の幸せ・・・
遥か彼方には富士山が見える。かさ雲がかかっている。明日は天気がわる
いのかなー・
チングルマ
イワギキョウ
トウヒレン
ミタマダイコンソウ
トウヤクリンドウ
オヤマノエンドウ
チシマギキョウ
イワウメ
トラノオ
ウスユキソウ
イブキジャコウ
イワベンケイ
傾斜のところに、とっても美しい高山植物が咲いていて心を打たれる。
仙丈岳 10:30
とうとう着いた! やっと憧れの頂上に着いた!!!
私にも登ることができた! 心が引き締まる思いであった。最高の気分!
風心地よし。本当に連れて来てくれてどうもありがとう!心より感謝しま
す。そして天候に恵まれたことが良かった。
ハクサンイチゲ
チングルマ
そこで11:30頃まで、ひとやすみをする。360度のパノラマとお花
を満喫して下山になる。
下山中ライチョウの親子(親1匹、子3匹)を見る。
シナノキンバイ
バイケイソウ
クロユリ
キンポウゲ
猛烈に暑い中を下山する。登って来る人にもたくさん会った。
馬の背ヒュッテ 12:50
ヒュッテに着くまでに、クルマユリがたくさん咲いていた。とても可憐で
可愛いユリでした。そこで昼食をとり、一休みしていると雲が低くおりて
きた。12・3人位の人が昼食をとり談話していた。
13:30出発
キバナノコマノツメ
スジグロチョウ(蝶)を見る。
14:30 藪沢終了
スノーブリッジのお水を飲む。とても冷たくておいしかった。
ここでも、自然のすごさを感じる。下山途中オレンジを食べる。
15:50 大平小屋
ツバメノオモト
トウモロコシ1本100円で食べる。おいしかった。そこから小雨となっ
たので急いで北沢峠に向かう。また登りとなりガックリする。汗は滝のご
とく、足は石のごとく・・・つかれちゃった・・・
16:20 北沢峠着
エビラフジを見る。
28日甲府駅前バス停で一緒だった初老の人にお会いした。甲斐駒に登っ
た帰りだった。明日は仙丈岳に登るそうです。夕食を澄ませ今日一日を振
りかえって色々と思い出に心をたくす。明日も天気であることを祈って眠
りにつく。
7/30 4:00 起床
期待に反して雨が降っているのでご来光を見るのを中止して(実は前日か
ら中止していた)ゆっくりと朝食をとり帰りの準備をする。同行のKさん
が20年ぶりに昔の山仲間さんちゃんと会ったそうで私も感激しました。
よく顔も忘れずに覚えていたものですね・・・私もそのような再開をして
みたいと思いました。
ニヨホウチドリ
ミヤマコゴメグサ
オオカサモチ
タケシマラン
ハリブキ
センジュガンビ
北沢峠バス停8:00着くと多くの人が待っていた。
9:45発〜大樺沢バス停(広河原)
10:25発〜芦安温泉11:30着そこで温泉に入って一休みをする。
気持ちがよかった。
大樺沢でキツリフネを見る。
12:50発 芦安温泉〜甲府駅14:00着 あずさ30号で色々と楽
しい思い出を胸に帰途に着く。
今回の登山は私にとって、思いで多い登山となりました。あの厳しい寒さに討ち勝
って、あのようなきれいな花を咲かせ人々の心を感動させる高山植物、私はすべて
の花にいとおしさを感じました。心を洗ってもらいました。
そして神聖なる山々を見ることができて(ガスもでなくて)本当によかったと思い
ました。想像を絶するはい松の美しさ風雪にも耐えて岩にしがみついているしゃく
なげなど・・・本当に自然のすばらしさを見ました。 それにもまして中年女性の
多いこと・・・圧倒されました。みんな人生を謳歌しているのかなー・生き生きと
男性になど頼らないでいて・・私には出来ないことです。誰かにお願いして連れて
いって戴かないといけませんものね。益々山のとりこになってしまいました。心は
次の山行きのことばかり。秋の紅葉に思いをはせています。これからもずっと、登
山が出来ますように願っています。本当に楽しかった。1994年の夏・・・
・花を見て下山途中にふと見ると ・雄大な甲斐駒岳
和やかお散歩ライチョウの親子 いつの日にか登りたい
・苦しみの後のパノラマは ・自然の厳しさ美しさ
何にも勝るおごちそう 体で感じ感動する
同行者 T.K S.K M.I