コマクサ

Dicentra peregrina (komkusa)

     


高山植物の中でも著名な植物である。風貌が馬の顔に どこかにておる。でもとても可憐なエメラルドのようで その花弁が反り返っている様はどこか姫らしいところがある。 北海道の主峰大雪山の頂上近くに半透明の黄色の絹の様な ハネをもって後ろハネに橙色の斑点をもった高山蝶が飛び回っている。 それは、このコマクサを食草としているウスバキチョウである。 また、日本の天然記念物に指定されている蝶の一つである。 卵はその年冬を越し、山の雪解けを待ってかえった幼虫は この可憐なコマクサを食べながら育ち、そして2度目の冬を 蛹で迎える。やっと3年目の夏に成虫になって飛び立つので です。そしてこのコマクサの近くに産卵しその夏、蝶の一生 を閉じるのです。

1996.7.30 北燕岳にてみる


コマクサ//Dicentra peregrina

(分布)
北海道、北アルプス(白馬岳など)
(花期)
7月、8月.
(特徴)
花弁がそりかえっている。多年草

ぜんぜん似てないと思いますが、下の絵を見てコマクサ を想像してみてください。

koma0106.jpg (9643 バイト)

コマクサ



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