とまぁ色々ありましたが。
中度難聴というカテゴリーに関するボクなりの結論は、
dBは単なる聞こえの目安といった感じで、数字そのものは余り気にしません。何故なら例えば「50〜70dBは中度難聴」としてしまうと、49.95dBや70.05dBだったらどうなるのか、やっぱり四捨五入するんだろうとか、計算すると私は49.44393333dBだから四捨五入してみてもまだまだ中度難聴ではなくあくまでも軽度の難聴ですとか、余り意味の無い数字の独り歩きが始まって本筋から外れてしまうような気がするからです。
生活に必要な音はある程度聞こえていて、困るのは主に会話、つまりコミュニケーションでの悩みが多いんだけど、そのワリには相談したり気軽に話を分かち合える場もなく社会的な孤立感が高い。
それは聞こえないワケじゃないけど聞き取れるワケでもないという、健聴者ではないけど社会的にサポートを受けられる障害者でもないという、どっちつかずでハッキリしないという、一般的には理解し難いグレーゾーン的な状態が拍車を掛けているのです。
何年か実社会で暮らしてきて、「居場所がない」「しっくりこない」という宙ぶらりん的実感が、このWebSiteを立ち上げる切っ掛けになっているのです。だからカテゴリーも社会生活での取っ掛かりが軸になります。
色々とご意見ご教示ご鞭撻あるかと思います。
ひょっとすると御立腹の方もいらっしゃるかもしれません。
定義が甘い!なっとらんと批判される方もいることでしょう。
何度も繰り返しているように、主に手話を使う方々や行政的サポートを受けられる方々とは別物で関係ないんだということではありません。今ボクは聴力が落ち続けてしまい、手話が必要な世界に入ってきています。
聴力を軸に考えると、今の世の中には口語の世界と手話の世界の2つしかありません。聞こえるのか聞こえないのか。
ボクとしては、その中間辺りの拠点があっても良いハズと思っているのです。聞こえないから苦労している方が大勢いらっしゃいます。しかし、どっちつかずの状態で人知れず苦しんでる者もいるのです。