Last Modified - 21 FEBRUARY 2001

Story Tellers from the Coming Generation! Interactive fighting novel JOJO-CON

JOKERさんの「ジョンガリ・A」
VS
クスミダ弐号機さんの「運命の車輪の男」

双方向対戦小説ジョジョ魂

ROUND 3

1. サンセット

「は、はわわああぁぁ〜〜〜ッ! あんなに、あんなにいぃ〜〜〜〜ッ!?」
「何を驚いているんだ、一体。それよりちゃんと前を見て運転しろ。スピードが少し落ちているぞ」

バッグから出した弾丸を銃に装填しながら、ジョンガリ・Aが言った。

「何かの本で読んだんだが」

ドン! ドン! ドン!

「1年間の交通事故死者は、世界全体で50万人になるそうだ」

ドン! ドン! ドン!

「それに比べれば大した事じゃあない」

ドン! ドン! ドン! ドン! ドン! ドン!

ジョンガリの乗る黄色の車から放たれた弾丸は、その上を追走する『マンハッタン・トランスファー』を介して四方に飛び、前方や対向車線を走る車のタイヤを突き破った。

前方の車は黄色の車体を避けるように右へ逸れ、土手に当たってから再び車線に転がるように戻ったり、そのまま土手を乗り越えて、その向こうを流れる川へと落ちていったりした。一方、対向車は綺麗に横に広がって、後方から迫りくるその奇怪な形の車……『運命の車輪』へ、雪崩のように殺到した。

「次から次へとぉッ、しつこいぞおぉーーッ!!」

ガラスやボディの破片を撒き散らしながら来る、その「雪崩」達をはね飛ばし、潰し越えて、ズィー・ズィーがジョンガリを追う。『運命の車輪』が纏う赤銅色の装甲が、夕日を照り返した。

「日が暮れてきてる……夜はマズイ。『形』を空気の流れで観るっていうんなら、ヤツに夜闇は関係ねぇ。こっちが圧倒的に不利だ。それまでに追いついて……殺るッ!!」

血にまみれた左腕で、ハンドルを強く握りしめた。


「眩しいな……夕日か……」

水平線に引かれるように沈みゆく太陽を、目を細めてジョンガリが見やる。白内障に冒された瞳は、それだけで光を失う事はない。濁った水晶体が目に入った光を乱反射させ、むしろ眩しく見える症状が出る事があるのだ。

「DIO様も……この太陽を避けておられたと聞く…………。そして今、オレをも苦しめるか……フフ」

胸のポケットからサングラスを取り出してそれを掛けると、ジョンガリは銃をライフルに持ち直した。『マンハッタン・トランスファー』が、車の前方へと先行する。

「来い、『運命の車輪』よッ! オレの姿を見た以上、貴様にはそれしか選択肢はないッ! 太陽が没するのを待つまでもなく、貴様の命を沈めてやるッ!!」

2. スタンド使い

道路の右側の景色が、寂しい土手から小さめの商店や住宅が並ぶ賑やかなものになっていた。ズィー・ズィーの記憶では、このまま行くと道は町の中心を掠めて、また郊外へと向かう筈だ。

……中心部に行かれるとやっかいだ。車を降りて街に紛れられでもしたら、たまったもんじゃねぇし。チクショウ、やっぱり早いトコ追いつかないとダメだ!

もどかしかった。先程からの車を使った攻撃は、こちらに対する直接的なダメージこそ皆無だったが、『運命の車輪』のスピードを抑える役目は充分に果たしていた。あの前方に見える黄色の車体に近づく事が出来ない。自らのスタンド能力の限界を思い知らされる。そしてまた、「自分自身」の能力の限界もまた、ズィー・ズィーは感じていた。

「死刑執行人」ジョンガリ・A……アイツがこの3年で多くのスタンド使い達を倒してこれたのは、あの空気の流れを読む弾丸操作のスタンド能力よりも、むしろ「アイツ自身」の能力の高さがあってこそなのだろう。

スタンド自体の回避能力の高さ故、スタンドをやられる心配もない。そして本体は遠くに潜む……スタンドで位置さえ把握すれば、あとは自らの射撃の正確さ、ライフルの射程距離と破壊力・殺傷能力でもって、標的を射抜くだけ。

前方を逃げる車を僅かに残したフロントガラスから睨みながら、思わずこれまでに倒されたスタンド使い達の最期を思い浮かべた。追いかけて、または逃げ続けて……しかし捉えられず、または捉えられて、鉛の弾丸を撃ち込まれた者達。ズィー・ズィーの背筋が冷たくなったのは、撃たれた背中の傷跡から血が滴ったためだけではなかった。歯を食いしばる。

……だが、オレとは比較的相性が悪い筈だ。機動力とパワーが兼ね備わるスタンドなんて、そうはない筈だ。その頑丈な装甲は鎧のように、ずっと今までオレを守ってきてくれた! そうだろう、『運命の車輪』!

ドオオォォンンッ!

中央から右側へと道路を滑った『運命の車輪』は、そのまま立ち並ぶ建物にぶつかってその壁を縦に走り始めた。壁にスパイクを打ち込んで破壊しながら、地上2階程の高さの壁面を跳ねるように駆けてゆく。

「これでもう、車なんて邪魔んならねぇなぁ! ジョンガリ・A!!」

そのままジョンガリの乗る車を猛追する。しばらく先の交差点で音を立てて着地した『運命の車輪』は、その時既に黄色い車体のすぐ後ろへと迫っていた。

3. ウェザー・リポート

「ガソリン弾でタイヤを破壊する!」

前方の車両に狙いを付けた時、『運命の車輪』の天井に何かが当たる音がした。弾丸の当たる音ではない。確かにジョンガリは先程からライフルを撃っているようだが、こちらに向かって撃っている訳ではない。何が当たっているのか? 何か木で出来た大きな物のようだったが。

続けて今度は金属製の何かが当たる音がした。衝撃も大きい……ただ事ではない気がしてきた。用心しながら、フロントガラスを覆う装甲の一部を開けた。「一時停止」という文字が、いきなりドアップで目に入った。それが勢いよくフロントガラスにぶつかる。

ビシビシィ!

激しい音を立てて、フロントガラスにヒビが走った。

「うわあぁッ! ヤバイ!」

慌てて装甲で破損部分を覆い隠す。と同時に、左にハンドルを切った。『運命の車輪』が避けた空間に一辺5メートルはある看板が落ち、道路に穴を穿ちつつ砕け散った。


バギンッ ボシュッ

弾丸が確実にボルトを打ち抜いていく。

「うわあぁぁ〜! こここ、交差点の向こうにパトカーが来てますぅ〜! 右も左もダメですぅ〜ッ!!」

涙と鼻水でグズグズとなった顔を歪ませて、運転席の男が悲鳴を上げた。一発、また一発とライフルを撃ちながら、ジョンガリが答えた。

「だが止めるな。これまでも前の車両を退かして、止まらずに走れるようにしてやっただろう?」

最後に4発の弾丸を放って、そしてバッグを左肩に担ぐ。警官の叫ぶ声が聞こえてきた。

『貴様らーッ! その2台の暴走車ーッ! 止まれーッ 止まるんだーッ!!』

しかし2台の車はそのまま、交差点に突入する。蜘蛛の子を散らすように、警官や野次馬が逃げ出した。黄色の車体が、パトカーの壁に飛び込んでいく。

「ハ、ハヒッ? 退かない、よッ!?」

引きつった顔をジョンガリに向けた男が最期に見たのは、助手席のドアを開けて外へ跳んだジョンガリの後ろ姿だった。


ジョンガリが前方の車から飛び降りたのを、ズィー・ズィーはもちろん見逃していなかった。大破する黄色の車両からジョンガリに向けてハンドルを切ろうとして、その時交差点を横切る長い影が動いているのに気が付いた。

「何だッ!?」

交差点に飛び込んだ『運命の車輪』に、信号機を付けた一際太い柱が四方から倒れ込んだ。

4. 運命を分かつ壁

4本の柱の下からなおも這い出してくる『運命の車輪』の姿に、ジョンガリ・Aは舌を巻いた。

「クッ……モンスターめ」

そして乗り捨てられたパトカーに飛び乗ると、『マンハッタン・トランスファー』を先行させ、自ら運転してさらに先へと逃走を図る。それを、這い出した『運命の車輪』が追跡した。

「ヤバかった……あと一瞬、潜るのが遅かったら完全に潰されてたぜ。痛つつッ!」

とはいえ、完全に潜りきれる暇もなかったため、上部が少し凹んだままの『運命の車輪』。完全に修復しきれなくなっている事から、パワーの消耗が激しいのをズィー・ズィー自身も感じていた。

前方、緩やかな下り坂をジョンガリの駆るパトカーが走っていく。その先、右と前方に広がる川があり、左に建物、そしてそのレンガの塀沿いに道が曲がっている。夕焼けが、川の表面を赤く彩っていた。

「この先……道は知ってるぞ、一本道……しかも行き止まりだ。もう逃げらんねーぞおぉッ!」

パトカーが道を左へ曲がり、塀の陰に消えた。……ちょっと待て。ジョンガリ……あの先で何かがあるかもしれない……罠……。ズィー・ズィーは強い不安を感じたが、既に半分以上没している太陽を見ると、もう猶予時間が無いのは明白だった。曲がり角に迫る。

「……一気に突っ込む!」

アクセルを踏みしめた。ハンドルを切って、塀を左に回り込む。そして……

ドグシャアアアァァァッ!!

パトカー! それが『運命の車輪』の側面にフルスピードで直撃した! 旋回途中で安定性を欠いている『運命の車輪』は、踏ん張りがきかずに押されていく……その先には川!

「う、ぅ、うおぉぉおぉぉッ! ジョ、ジョンガリイィーーーッ!」

パトカーの中にジョンガリの姿はない。パトカーの横に、スタンドだけが浮いている。ハンドルを押さえながら視線を向けた先の道路に、ジョンガリが立っていた。既に銃を構えている。

「沈めぃッ!!」

ドン! ドン! ドン! ドン! ドン! ドン!

放たれた弾丸は『マンハッタン・トランスファー』を経由して、パトカーを貫いた。

ドッグオオオオォォォンンンンッ!!

至近距離でパトカーの爆発を受けた『運命の車輪』は、その反動で抗いようもなく川へと落ちた。そしてパトカーの残骸とともに、体内にズィー・ズィーを抱いたまま、その重い身体を川底へと沈めていった。

5. WILL

『マンハッタン・トランスファー』が水面をゆっくりと移動する。サングラスを外し、岸から川を覗いてみても、ジョンガリの白く濁った眼球には何も見えなかった。

「……そろそろ3分経つ……が、全く水面に乱れはないな。最初の1分で空気も出尽くしたようだ」

フッと息を吐くと、ジョンガリはサングラスを胸ポケットに戻した。

「これが貴様等とオレの決定的な違いだ……『やり遂げる』という事……。優れた才能を持ちながらそれを生かせず、何の役にも立たない、何も終わらせられない貴様等など……必要である筈がない……あの御方にとって……この世にとって……」

既に太陽は沈んでいた。暗い青が空を、そして辺りを覆っている。バッグを左肩に担ぎ直し、右手の銃をいじりながら、ジョンガリはその場を立ち去ろうとした。

ギランッ!

その時、川面に2つの光が煌めいた。振り向いて視線を飛ばすが、そこには暗い色しか見る事はできない。再び『マンハッタン・トランスファー』で観ても、やはり気流に変化はない。

「…………?」

視線を前に戻した、その一瞬。

ザバアアアァァァ!
ギャルルルルルオオオオォォォォッ!!

「なッ、何だとウゴアァッ!!」

突然、川から飛び出してきた巨大な黒い固まりが、ジョンガリを撥ね飛ばした。数メートル飛ばされて、地面にグシャリと落とされる。

「アゥゲッガブッ! バ、バカな……ッアガッ!!」

立ち上がろうとしたが、ガクガクと震えて脚に力が入らない。両方とも骨が折れているようだった。喉にこみ上げてきた物を吐き出すと、大量の血がドッと口から流れ出た。さらに身体中で鋭い痛みが走り抜ける。だが、今のジョンガリにとって、それらは気に掛けるべき事ではなかった。

ドオオォォンンッ!

エンジンの唸りを上げて、ヤツが迫ってくる。ヤツに向かって、バッグを放り投げた。バッグからこぼれ出てきた「それ」を狙って銃を撃つ。だがその瞬間、よろけて狙いがずれた。弾丸が「それ」を外れて……

(ありがとうございます……DIO様……見出していただいた『才能』の御陰で……)

『マンハッタン・トランスファー』が逸れた弾丸を跳ね返し、一度外した「手榴弾」を貫いて……そしてジョンガリの胸へと到達した。

(……オレは『やり遂げる』事ができる……!)

エピローグ : ファントム・ペイン

(痛い・痛い・助けてくれ)

何も見えない暗黒の中で、感じるのは貫かれる激しい痛み。銃声が鳴る度に、耐え難い苦痛が左腕をのたうち回る。すがるものを求めて振り回した右手は何も捉えず、助けを求めて彷徨う両目は闇の色を確かめることしかできなかった。では、この口から発している筈の叫び声も……?

(痛い・痛い・助けてくれ・左腕が痛いんだ)

……かり……もしもし…………しっかりして……さい……

(助けて・助けて・左腕が・左腕が痛いんだ)

ドオオオォォォンンンンッ!

駆け抜けたエンジン音が、暗黒を吹き飛ばした。

「ハッ! ウグゥッ!!」
「キャッ! あっ、大丈夫ですか!? しっかりしてください!」
「だ、誰ッ……あッ!? たっ、助けてくれ看護婦さんッ!! 左腕がッ! 左腕が死ぬほど痛いんだよッ!!」
「……気を確かに、ズィー・ズィーさん。落ち着いて。貴方が痛いのは、どの左腕ですか?」
「これだッ! これだよッ! この左……う……で……」

痛みと恐怖に震える右手で差し示そうとした左腕は、しかしその二の腕から先が無くなっていた。


「まだ軽い記憶喪失があるようですけれど、だんだん良くなってきていますから。それほど心配することはありませんよ、ズィー・ズィーさん」
「……あぁ、悪かったね、看護婦さん。いや、そういえばアンタはまだ見習いだったっけ?」
「ふふっ。ほら、ちゃんと忘れてないこともあるじゃないですか」
「本当だ、ウヒャホハ! ……なんて言ったっけ、この『左腕が』痛いのは?」
「『ファントム・ペイン』……まれにあるんですよ、無くなった筈の部位が痛むという症状……」
「精神的なものなんだろ?」
「そうとも言い切れないそうなんですけれど……」

その若い看護婦見習いの少女が話しながらベッドを整えるのを見つつ、ズィー・ズィーは記憶を整理していった。

あの時……もう4日も前になるのだが……あの『死刑執行人』との最後の戦いの時。『運命の車輪』の前部に取り込んでおいた、もう1台……そう、ぶつけられたパトカーの半分だ……その車体と『運命の車輪』のスタンドパワーが、手榴弾の爆発からズィー・ズィーの命を救うことになった。もっとも、身体中に傷を負い、骨折箇所も両手の指で足りないくらい……両手も何も、左腕は失われてしまった。

そういえば、アイツ……『死刑執行人』はどうなったのだろうか。名前……知っていたと思うのだが、思い出せない。

「まだ深夜の2時ですから、ぐっすり休んでくださいね」
「ありがとう。すまないね、こんな夜中に」
「いいえ。それじゃあ、お休みなさい」
「あぁ、お休み」

看護婦見習いが去り、一息ついてから照明を消すと、再び闇が辺りを覆った。ベッドに埋もれながら、ズィー・ズィーは不思議と恐さを感じないことに気が付いた。先程までの恐さに代わってあったのは、あの痛みに悩まされることはもうないだろうという奇妙な安堵、そしてちょっとした喪失感。何故だろう……? ズィー・ズィーは首を捻ったが、やがてその意識は安らかな暗闇の中へと沈んでいった。もう銃声も、聞こえない。


(痛い・痛い・だがこれしきのこと)

暗黒の中にいるのは分かっている。ずっとそうだった。あの御方を失ってから、オレはずっと暗黒の中にいた。そんなことはかまわない。全身が張り裂けるように痛むが、それも知ったことではない。あの御方を失ったことの痛みに比べれば、我が身の痛みなど気に留める程でもない。

(痛い・痛い・この痛みを・あの御方の痛みを奴等に)

時間をかけ過ぎた。一刻も早く、奴等のこの暗黒に引きずり込まなければならない! あの御方の為に! 奴等の運命を! 全てを!

ドオオオォォォンンンンッ!

エンジンの爆音とともに、暗黒に光が射し込んだ。

「……ジョンガリさん」
「うくっ! 誰だ貴様ッ! ……女かッ!?」

白く眩しい光を背に、女……いや、少女が立っている。光と同じ白い服は、看護婦のそれだ。栗色の瞳が、自分を見つめている。

「ウグッ、ウゥ……この程度の痛み、オマエ達の世話になる程のものではないッ! オレにはやるべき事がある! 奴等を、そして承太郎をッ!! そこをどけいッ! オレはゆくッ!!」
「……いいえ、ジョンガリさん。貴方が行く必要はないんです。聞こえませんか……?」
「なん……だと……?」
「貴方をずっと、待っていたんですよ……」

ドオオォン、ドオオォォンンッ! ドオオオォォォンンンンッ!!

エンジン音に包まれて気が付くと、そこは車の中だった。自分は助手席に座っている。フロントガラスの向こうに真っ赤なボンネットがあって……『跳ね馬』のエンブレム……その向こうの光の中で、彼女が耳に手を当てていた。

「そう……毎晩毎晩、この音が響いていて……貴方はその中で苦しんでいたんです…………覚えていないのですか、貴方も……」
「うっ、うぅ……い、痛い……グクッ……ま、まさか……」
「思い出したんですね……それじゃあ……」

ギランッ!
ギャギャギャギャアアァァッ! ドォン、ドオオォン、ドオオォォーーーーーッ!

「……う……う、うわあああああぁぁぁぁーーーーーーーーーッ!!」

ヘッドライトを煌々と灯し、急旋回した『運命の車輪』が闇を走り去っていく。

エンジン音が、彼方へと、幽かに。

オオオォォォーーーーーーーーーー…………

「……さようなら、ジョンさん」

そういって、少女は病室の扉を閉じた。

END

あとがき

最初のマッチメークは、こんな感じに仕上がりました。いかがでしょう。ワリと戦いまくりでしたか。
書いてた私は存分に楽しませてもらいました。ええ、それはもう、ジョンガリもズィー・ズィーも、とても好きになりました。まぁ、あとは後日「うら話」に。それでは、おやすみなさい(←ラウンド3を徹夜で書き上げた人)。

e-mail : six-heavenscope@memoad.jp SIX丸藤