Last Modified - 20 APRIL 2001


「ジョジョ魂」の対戦小説で、間池さんの書かれたモノが私に特に強い印象を残す。うまく表現できないが……冷静な視点で書かれる文章と、それに相反するような、いつまでも胸から離れない読後の余韻

「未起隆 VS 承太郎(4部)」における、最後の承太郎とホイスの会話。「ブチャラティ VS エンヤ婆」のラスト、「...Probably」の一節。もちろん終わりだけじゃあなくて、未起隆と承太郎の掛け合いの妙なんかもあるのだが。当時はまだ完結していなかった「片桐安十郎 VS 東方仗助」の冒頭では、私の大好きな仗助の楽しげな姿が見られて嬉しかった。

というか、間池さんは承太郎の描写が特別素晴らしいと思うのだが、どうだろうか。


2000年7月のコト。

「ジョジョ魂ノート」の間池さんの発言に記されたリンクを辿ってみると、そこにはシンプルで落ち着いた色合いのWebサイトがあった。スタイルシートを効果的に使用して読みやすいそこは私好みのデザインで、それだけで嬉しくなる。

ジョジョのファンフィクション(創作小説)が掲載されていたが、これを読むのは少し躊躇した。他人の書いた創作小説には、自分の解釈・印象・認識と異なる部分を強く感じたり、逆に相手の想いを過剰に感じてむしろ不快に感じるコトがよくあった。そのためその頃は……というか今もだが、あまり創作小説に対していい印象を持てなくなっており、「いるすか」にあるそれにも不安を感じたのだ。

意を決して読むと、その不安は杞憂であった。「ジョジョ魂」の対戦小説同様、全く抵抗無く読むコトが出来た。他人の手による創作小説がこれほど楽しめたのは前例のないコトで、その満足感は初めて「感想のメールをWebサイトの作者に送る」という行動になって表れた。「見つからないように生きる」のが生活の基本姿勢である私には、これは滅多にないコトだ(笑)


現在、間池さんはMMとしての活動を休止されているが、ジョジョ魂の更新が一時止まったとき、という参加のスタンスは明確で、なるほど理解できる。今度やるときは個人的に調子にのっているときでしょう、というコトなので、私がジョジョ魂の更新を止まらせるくらいにガンガンマッチメークして、あとは間池さんが調子にのるだけって状態に持っていってやろうかと思っている……のか?(聞くなよ)

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