煩悩番長 - 朧月都市
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    ゲーム名朧月都市
対応OSWindows95
メーカーボンびい・ボンボン!

メールゲームが原作のアドベンチャーゲーム
世紀末の東京が舞台。ストーリーは、漫画とか小説でみかける「心霊バトル物」とでも言うところか。変な夢を見るようになった主人公が「力」に目覚め、警視庁の特殊組織と共に謎の宗教組織と戦う。


基本的に詰まるところの無い一本道ストーリー。コマンド選択型なんだけれど、途中で画面の絵をクリックする部分もあったりします。システム周りはよくできてて、いつでも右クリックでメニューを呼び出してセーブ・ロード、各種設定ができます。このシステム、他にも「48 -図形の恋-」(13cm)や「Queen of Darkside〜魔の家〜」(ハーベスト)等でも使われていました。画面の切り替わり方1つをとっても、素早く様々なパターンが用意されています。…いくつか、見習って欲しいソフトハウスがあるんだけれど(笑)

CGやBGM、音声の出来も良く出来ています。原画に少しクセがあるので、「とにかく可愛くないとダメ」な人にはイマイチでしょう。声の方も一部合ってないかなとか、ちょっと下手なんじゃないか?というキャラもありましたが、それほど悪くないと思います。


でもストーリーがどーもしっくりこなかったです。「力」ってのも具体的じゃあなくて分かりにくいし、ありがちといえばありがちな表現。また、複数人の「力」の所有者が出てくるにもかかわらず、その力の行使の仕方が似たり寄ったりで、しかも「銃を撃つ」という見た目に普通な形なんですよね。

Hシーンは多くがいきなり発情する形で始まるので、面白みに欠ける気がします。ストーリー上重要なキャラクターがいるのだけれど…ん〜、どうかな。ちょっと性質が異なるけれど、「EVE burst error」(C's ware)の某キャラクターを思い起こして、それと比べると弱いなぁという感じがしましたし、色々疑問が私の心に残ります。いまいち説得力に欠けたような。


というワケで、まぁまぁの出来だけれど期待したほどでは無かった、というところです。
ちなみに、私のマシンのトラブルでavi形式のムービーファイルが再生できなかったため、このゲームの起動時にメーカーロゴが流れるところでエラーが発生、プレイ不可能となってしまいました。結果、HDDフォーマット&システム再構築を行うきっかけとなってくれました。ありがとう、といっていいやら(^_^;
 
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