煩悩番長 - ルーキーズ
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ゲーム名
ルーキーズ
対応機種
PC-98 / PC/AT互換機
メーカー
海月製作所

デジタルグラフィックノベルということになっていますね。まぁ、いわゆるアドベンチャーゲームと変わりないかと。どの選択肢を選んでも、結局行き着く先は同じなソフトと比べれば、ゲームオーバーになってしまうこのソフトの方がまだゲームといえるかも(笑)


購入したのはCD-ROM版で、PC-98とPC/AT互換機で動作する。ちなみにフロッピー版もあるようで、それはPC-98のみ。MS-DOS(またはPC-DOS)用ソフトだが、Windows95のMS-DOSモードも対応。以前取り上げた「変身リング」の方はWindows95のDOSモードについては明記されていないので、この辺では安心ですな。

もし「変身リング」がWindows95で動かなかった場合でも、文句は言えない…ってな事を、NIFTYの方でも書き込んだ事があったんだよね。私はMS-DOS用ゲームがWindows95のMS-DOSモードで動くとは絶対的に信じていないのです。てなもんで、「Windows95のMS-DOSモード対応」と記してあるソフトは有り難いですな。


さて、ハードディスクにインストール(このソフトはハードディスク必須)。インストーラはWindows95上でオートラン機能によって自動的に走る。その後、DOSモードで再起動し、CD-ROM(BGMはCD-DAによる)をセットしてバッチを走らせるワケだが、この時CD-ROMを見つけてくれなかった(動く事は動く)。
…そうか、DOSモードで使えるようにドライバを入れてないや(^_^;

早速ドライバを入れようと腰を上げたのだが、ふと思い直して座る。「DOS窓でできるかな?」。「変身リング」の場合はDOS窓では起動もできなかったんだが、このゲームでは無事に起動、特に問題無く遊ぶ事が出来た。ちなみにマニュアルに明記されているが、DOS窓での動作は保証されていない


ではそろそろ、ゲーム内容について。
新米探偵がドン底の泥沼に陥りながらも、女の子達の言葉に奮い立ち、因縁の敵をぶちのめして良かったね…ってな感じのストーリーなんだが、ノベルを名乗るためか文章が小説ライクで回りくどかったりするのが鼻に付いた。最初の内だけだけどね。

また、前述したようにゲームオーバーがある。途中のフラグ立てに失敗しても何事も無かったように進み、後半の山場までゲームオーバーにならないので、やり返すのが面倒かも。セーブも5ヶ所までしかできないし。
ただし、Ctrlキーで選択肢まで超高速に進めることができるので、やり返すのに時間はそれ程かからない。セーブもインストールされたディレクトリにあるセーブファイルを待避しておけば、問題無いかも。


音楽だが、これも前述のようにCDから流れる。これがなかなか良い出来。どういいかは…センスが無いので、なんとも表現できない(^^;

CGの出来も良い。原画は漫画家の「たくま朋正」氏。確か、単行本を1冊買った事があるなぁ。ホームページも持っているハズ(URLは控えが無いので分からず(^_^;)なので、興味がある人はリンク集などで探すのもいいかも。
で、色の付け方も綺麗。16色なんだが、逆光の絵などの「」を強く感じさせる絵が多くて面白い。


そんなワケで、ストーリー、音楽、絵、それぞれがなかなか良い出来になってるんではないでしょうか。
実は買う時も、「これはきっと面白い」という強い直感があって買ったんだけど、その期待以上だったんですよね。いい買物でした(^^)

 
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