煩悩番長 - 魔界

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3D CGによるアドベンチャーゲーム。
スゴイのが、ストーリーが無いってところだなぁ。「キミは魔界に来ちゃいました。後は好きにしてください」って作りになってます。最初に行動できる範囲は限られているのだけれど、アイテムを入手、使っていく事で新たなフィールドへ行けるようになる。一応、ある地点に行くとゲームに一区切りがつく（スタッフロールが出る）のだけれど、その後もプレイ続行に戻る。

ちょうど、「ストーリーは自分で想像できるゲームがやりたい」と思っていた（「ルナティック・ドーン」をやってるのもそういうところから）ので、いい感じだ。

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さて、3D CGの出来だが、背景はものすごく綺麗だ。よく出来ていると思う。実写とCGの合成なんかも違和感無く出来ている。また、そのバックに流れるBGMがまた凄い。音楽に喘ぎ声が絡んでいるのだ（笑） これを聴いた瞬間に「買って良かった」と思ったな（爆）

ただ、人物の描写に関してはまだ甘い。まだフィギュアっぽいのだ。カメラがぐるぐる動くのに対して、キャラクターの動きは単調、表情もほとんど無い。この点は「白日夢２」の方がかなり優れていると思う。

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この「魔界」は「白日夢２」や「バーバラに逢いたくて…」と比べると、まだまだ「紙芝居」的だ。いわゆるインタラクティブ性がもっと上がってくれればいいと思うなぁ。だけど、その「なんだそりゃ〜っ！」と一つ一つ笑ってしまえるイベントの数々はとても魅力だ。イリュージョンはこれからもこういうゲームを作りつづけていくという事なので、実に心強いぞ。もっともっと行け！！