煩悩番長 - Lady Lady
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ゲーム名Lady Lady God-domn Night --------
対応OSWindows95
メーカーハイパースペース

パッケージにはこのゲームのジャンルとして「アクションアドベンチャータイプのシミュレーションゲーム」とあります。…想像できますか?(笑) 私はゲームをやり始めてからこの記述に気がつきましたが、以下のようなソフトであったために思わず爆破しそうになりました。

ストーリーとシステムですが、主人公は行方不明の友人を捜索してもらうべく、女の子探偵の2人を雇います。で、彼女らが世界の6都市を渡り歩いて事件を解決していくワケですが、その間の主人公の存在は全くと言っていいほどありません。プレイヤーは探偵2人を操るワケです。6都市のうちの好きな所を選択、ストーリーが進むと選択肢が現れ、間違えるとその日が終了しHシーンへ。選択肢を最後まで正解していくと、その都市がクリアとなって1レベルアップ。そして新たなHシーンへ。これを6都市分繰り返します。

驚愕するのが選択肢を失敗した場合、これまでの行動はすべて「無かったこと」になることです。選択肢を間違えると、ひどい時には殺されたりするワケですが、Hシーン(滞在先のホテルのシーン)に行くとちゃんと生きてます(笑) 行方不明になったハズなのに、何事も無かったようにいるんです。選択肢を間違えた都市は、また最初からやり直しとなるんですね。最初にこの現象に出くわした時は、何が起こったのか理解できませんでした(笑)



そして最も私が幻惑されたのが、そのシステムの仕様です。
マニュアルが無いので、操作に関しては起動直後に表示される案内を見なければなりません。それを見ると、まず、基本的にマウスでの操作は考慮されていません。できないことはないですが、マウスカーソルは出ません。使えるのは右クリックと左クリックのみです。

このように操作系統が劣悪なわけですが、それだけじゃあありません。ゲーム中、頻繁にうんともすんともいわなくなります。おそらくデータの読み込みと解析を行っているのでしょうが、それだけで数10秒も画面の書き換えやBGMの停止という状態になるのは、常識では考えられません。退屈なので別のアプリでも立ち上げようとしたい所ですが、フルスクリーン表示のみ・タスク切替不可という状態になっているため、逃げようがありません。
…こんなプログラム、人に使わせていいんでしょうか?



ストーリー的にも苦笑しちゃうようなご都合主義のオンパレードが繰り広げられますし、CGもあまり綺麗とはいえないでしょう。個人的に救われたのは、原画が少し好きかな?というところで、これと購入代金は某店のポイントでほとんど払っちゃったという要素がなかったら、私はこの買い物で猛烈な自己嫌悪に陥ったことでしょう(^_^;

「最悪」という言葉がよく似合うゲームでした。
 
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