煩悩番長 - かおりクライマックス

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3D CGによるアイドル育成シミュレーションゲーム。
新たに設立した事務所のオーナーとして、スカウトしてきた「早瀬かおり」（注１）をアダルトアイドルとして育て上げて、１年間でどこまで行けるかな？…ってなゲームだ。ファン数や所持金といったパラメータがエンディングを左右する。ちなみに１年後にファン数1,000,000人、所持金70,000,000円を越していると、スペシャルエンディングを見ることができる。

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ゲームは１週間単位で進む。週の始めに、スケジュールを１日単位で「仕事」「レッスン」「プロモーション」「休み」の４つの項目リストの中から選択・決定する。

各項目は日によって内容が違う。特に収入を得る「仕事」は重要で、入ってきた仕事をうけるかうけないか選択してから、余った日に別の項目を入れるという形で進めないといけない。しかし、日にちを選択したうえで「仕事」ボタンを押さないと、その日に入ってきている仕事がリスト表示されないので、ちょいと分かりづらい。１回目のプレイではこれに気付いていなかったため、３か月程度で破産（ゲームオーバー）してしまった。

このリスト表示の分かりにくさとか、パラメータ画面への移行の遅さなどのシステム面に不満があるかな。

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スケジュール決定の後は、実際にスケジュールが進んでいく様子がCGで表示される。この3D CGがこのゲームの魅力なワケで、”かおり”はとても可愛らしく描かれていると思う。かおりの衣装のバリエーションも多いし、１つのスケジュールに対して３つのCGが用意（１つの3Dデータを３点のカメラ位置からCG化している）されていたりして、少しは飽きにくい作りになっているかなと思う。

CGの出来は満足なんだが、悲しいかな256色。ハイカラーくらいになってくれればかなり綺麗になると思うんで、かおり出演の次回作にはそこら辺期待したいなぁ。

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育成する期間が１年間と言う事もあり、実際のプレイ時間もそれほど長くかからない。お手軽な育成ゲームとして十分楽しめる出来になっているかな、と。

以前プリメ２やエーベルージュをやった事があるが、プリメ２のようなボリュームのある物を”くり返し”やるのはちと辛い人間になっているし、エーベルージュは２回プレイしてエンディングに納得いかずフリスビーにしたし（笑）

プレイ４回目にはスペシャルエンディングを見る事が出来たので、難易度的にも高くは無いだろう。エンディングの種類は１０数種類だと思ったが、中には新興宗教に走るというのもあり、何故か頭を丸めたかおりが出てきたりするのには大笑いした。あのCGの3Dデータ欲しいなぁ（爆）

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さて、少しコツ。
ファン数を上げるためには「企業広告のオーディション」に出て優勝するのが一番だ。TV CMやポスターのパワーは絶大で、毎日何もしなくてもぐんぐんファン数が増えていく。ただし、オーディションに優勝するにはパラメータが結構上がってなくてはいけないので、序盤のうちに各種レッスンで徹底して修練しとく必要があるな。金とファン数は後半勝負だ。

また、TVの深夜番組にレギュラー司会として入ると、毎週確実にそこそこの収入の仕事を得ることができるので、中盤は有効か。CD（シングルとかアルバムとか）なんかを出すのも大きいぞ。
アダルト系の仕事は前半だけになるかな〜？ 後半ではそれ程大きな収入になる物ないし。一流監督の作品への出演はかなり大きいが。

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h.m.pの作品といえば「バーバラに逢いたくて…」があり、これは続編の「バーバラ Don't Stop」ってのが発売予定だ。前作もなかなか楽しめたので、そちらも期待。同様に”可愛い”路線として、かおりの再登場にも期待したい（「早瀬かおり出演デビュー作品！！」と帯にもあるしな）。遊べる3D CG物メーカーとして、h.m.pはこれからも要チェックだ(^_^)


注1:
「早瀬」というと、「サーキットの狼」を思い出しませんか？（笑）