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| ゲーム名 | あいる・みすてぃーく -------- |
対応OS | Windows95 |
メーカー | アズロクス |
独特のキャラクター攻略システムを持つアドベンチャーゲーム。
ひょんなコトから沖縄近辺の島の所有者となった主人公。その島は風水的に日本を支配する場所で、その支配に重要なアイテム「龍玉」が存在した。島の所有者が管理すべきその龍玉が、よくできたフェイクと混ざったあげくバラバラに売り飛ばされてしまった事を知った主人公は、取り戻すべく龍玉(およびそのフェイク)の所有者である女の子達に接近し、Hして取り戻す。
最後がいきなりですが、まぁ簡潔に書けばこんな感じです(^_^;
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ゲームの進め方ですが、まず通常のADVモード。1日が昼間、夕方、夜の3ターンに別れていて、各ターンで行ける島内の場所が決まっています。それぞれに現れる女の子に対してコマンドを実行。うまい具合に攻略が進むとキャラクターモード(Hな攻略)へ移行。ここでうまくイカせてあげれば、彼女らの持っている龍玉が本物かどうかが分かるという仕組み。
ADVモード自体はそれ程難しくありません。移動できる場所は少ないし、女の子達が現れる場所も限定されているので、そこにいればまず間違いなくいる、と言った感じです。コマンドを間違えるとそれだけ時間を浪費してしまうので、あらかじめセーブしておくほうがいいですね。
キャラクターモードは女の子の身体を4つのコマンドを駆使して愛撫し、「性感ゲージ」を上げていくのですが、これと相反する精神力・体力を表す「精根ゲージ」が存在し、これとの兼合いがゲーム性を高めています。女の子毎に何処の部位にどのコマンドが聞くか、性感ゲージをどこまで上げておいて精根ゲージを下げるか、この2つの要素が密接に絡んでいて難しいのです。適当にやっているダケでクリアできるゲームに慣れきっていると、この難易度は苦痛になるでしょう。
このキャラクターモードが個人的に気に入っています。最近、テキスト(ストーリー)やCGに騙されてる、躍らされてる、お茶を濁らされてるんじゃないか…なんて考えたりしていたんです。一度に攻めまくるのではダメ、相手の反応を見ながら、休ませる事も必要だったりする「時間」も絡むこのシステムのおかげで、キャラクターをより強く感じたような気がします。ん〜、このあと「コマンドを選べば自動的に相手がイッてくれる」ゲームをやったら、全然つまんないかもしれないですねぇ。
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さて、このゲームの問題点ですが、まずいきなり動作不良が待っています(笑)
私は買ったお店がちゃんとしていたので、アズロクスがお店に対して出した文書のコピーをいただけました。インストールの際にコピーされるファイルの1つに不都合があり、ゲームが停止、Windows自体も不安定になるというものです。そのファイルをインストール直後に削除する事により、この現象は回避できるという事ですが、この文書は製品の中に含まれていないので、お店によっては文書を購入者に渡さない事も充分考えられます。
これはあまりにも初歩的なミスと言えるでしょう。インストールしてテストプレイすればすぐ分かる現象です。恐らく、最後の最後に修正された(そしてテストされなかった)のだと思いますが…問題ありすぎですね。
次にソフトが重過ぎます。マウスカーソルの動きがかなりぎこちないものとなり、非常に不快です。
インストーラもなんとも中途半端な作り。DirectXのインストールについては勝手にインストールする事も無く良いんですが、インストールは指定ディレクトリにコピーを行うだけで、起動はexeを直接実行しなければいけません。
画面モードや音量などの設定も、実行ファイルの起動直後にしか行えないのも不便極まりないですね。テキストの表示スピードも変えられません。
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このように、このゲームはシステム周りに問題が多いです。CGやテキストはとても魅力があって(でもストーリー導入部をマニュアルに任せて、ソフトは途中から始まるのも問題だと思う)、実際このCGに魅せられて買う人も多いと思うのですが(私もそうですな)、このプログラムが豪快に足を引っ張っていると思います。
それとキャラクターモードの難易度の高さ。相手を攻めるだけでは全然ダメで途中で間を置くのが重要なのですが、これがもー難しい。コツを掴めばそれほど難しくなくなるのですが、今度は手間がかかります。どんなにうまくやっても時間がかかるので、我慢強くない方は途中で大暴れモードに行ってしまう可能性があります(笑)
私は結構我慢強いので大丈夫なんですが、あるキャラクターで途中失敗し、それのフォローのために結果的にクリアするのに1時間かかったことがあります(^_^; もうちょっと簡単にしても良かったと思うんですが…というか、そうすべきだったなぁ。
また、キャラクターモードで表示されるCGが1枚のみというのは非常に寂しいです。メッセージ(音声含む)は結構バラエティに富んでいるので、余計に寂しさを感じます。アズロクスの前作、「ディアボリック・ルーン」ではキャラクターCGのパターンが多めで良かったんですが。やはり進度によってキャラクターの表情なんかも変化して欲しかったですね。ただでさえ時間かかるんですから。
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個人的にはちょっといい思い出来ました(キャラクターモードの件)が、人にはお薦めできないというところです。CGもかなり好みです。CGの枚数が少ない事も嫌う方がいるかもしれませんねぇ。私はオッケーですが。
というワケで、「もったいない」というのが率直な感想です。プログラムをもっと頑張ってくれ〜おねがいだ〜!
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