番長温故知新 - SORCERIAN |
SORCERIAN (メガドライブ版) SEGA 1990 |
憧れのコンピュータRPG
当時、テーブルトークRPGはよくプレイしていたものの、パソコンを所持していなかった私にとって、キャラクターを1人1人作成してパーティを組む、シナリオクリア型、「星」を組み合わせて魔法を作り出すなどの独特のシステムがとても魅力的で、まさにあこがれのゲームだった。
MD版をプレイした後でパソコン版を見る機会があったのだが、ガタガタなスクロールやよく分からない魔法のアニメーションなどにガッカリしたものであったなぁ。
シナリオ7「ツイン・アイランズ」
難易度の高いシナリオでよく批判の対象になった「ツイン・アイランズ」であるが、当時の私は「これが解けないなんて、どうかしてる」とかずいぶん偉そうなことを思っていた(笑:自分は自力で解いた)
シナリオ後半、洞窟の中を通り抜ける風がサンゴに反響してメロディーが流れる、という自然現象”妖精の竪琴”をソーサリアンが再現するシーンがあり、10数本のサンゴの中から1本ずつ順番に、5本のサンゴを間違うことなく鳴らさなければならないのだ。しかも途中で1本のサンゴが壊れてしまい、別のサンゴをヒトデに食わせることで長さ(=音程)を調節するという…ものすごく凝った内容だ。
しかし、これに成功するとシナリオクリアとなり、他の面とは違ったクリアBGMが流れる。…”妖精の竪琴”である。
シナリオ10「邪神の砦」
最終シナリオ。それまでの9つのシナリオを解いていなければプレイする事は出来ない。
そのかわり、そのシナリオはシナリオ9「狙われた村」の続きであり、シナリオ9に限らず、それまでのシナリオのキャラクター達が幾人も登場する大団円的内容だった。しかも最初のBGMがそれまでのシナリオクリアBGMのアレンジであり、その曲が大好きだった私はそりゃもう猛烈に感動した。
また、後半の仕掛けである「DURL」の答えに気づいたのは、夜中に攻略を諦めて布団に入りウトウトしていた時。あわてて起き上がりMDを起動、そのままドラゴンを倒しスタッフロールへ。同時に外は夜明け……。
このゲームが学生時代最後にクリアしたゲームとなり、数週間後には社会人となるため北海道を離れたのだった。
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