Last Modified : 2 SEPTEMBER 2004
オンラインゲーム「Final Fantasy XI」に関するおすすめの書籍、サイトを紹介します。
永田泰大氏によるPlay Station 2版FFXIの、ネット接続の様子から記されたプレイ日記です。元々「ファミ通.com」において連載されて、エキストラジョブの習得をもって2002年末に完結しました。その後、連載終了後のエピソードを加えて2003年に書籍化されました。その際ファミ通.com上からは、この日記は残念ながら削除されました。
レベル上げにあくせくしがちなヴァナ・ディールの冒険者ですが、ゆっくりと進む永田氏の旅は読み手にも安らぎを与えます。美しい風景が目に浮かぶ描写も素晴らしいです。そしてFFXIを良く知らなくても、理解して読み進めていくことが出来るように分かりやすく書かれています。私がFFXIをプレイするキッカケになったもの、その一。発売・エンターブレイン、定価950円。ISBN4-7577-1427-0。
キルトログ氏による冒険譚です。「キルトログ」という一人のガルカによる手記という形で執筆されており、ヴァナ・ディールの事象に対する深い考察と繊細な表現に唸らされます。FFXIに関する用語については注釈による説明が細かくなされているため、FFXIをよく知らない者にも読みやすいでしょう。
現時点で、上記永田氏の日記以外で私が最も面白いと思ったFFXIプレイ日記です。
幾つかの匿名掲示板を渡り歩いて続くスレッド「FF11ちょっといい話」。FFXIの中で起きた心温まる出来事を、多くの人がこのスレッドに記しています。そしてその記事を切り出してまとめているのがこのサイトです。
匿名掲示板特有の言い回しや顔文字がちょいと難ですが、スレッドのログをそのまま残すのではなく、基点となった話とその反応ごとに分け、その話題と関係の無い記事を除いて整理してあるのでとても読み易いです。それぞれに管理人の手による題名が付けられているのも、話に対する印象を深めるのに一役買っています。
以前のサイト「ちょっといい話書庫」は暫く更新が止まっていましたが、先日(2004年8月)より上記のblog形式サイトに移行して、更新も再開されています。私がFFXIをプレイするキッカケになったもの、その二。
Final Fantasy XI ハゲ 日記・Skin Head Monk Stonecold
、ともあるように、「ハゲモンク」Stonecoldの破天荒かつ奔放な冒険の記録です。その冒険の内容を、センス溢れた文章で笑いの方向に大きく膨らませてくれます。そして笑いだけではなく、時折悩みなどがにじみ出る辺りに人間味を感じて親しみを覚えます。
映画やら別のゲームの話題などが混ざりながらも、Play Station 2版発売時から今なお続くハイテンションな日記です。私がFFXIをプレイするキッカケになったもの、その三。
その名の通り、ネットゲーム上で海外のプレイヤーと会話をする為のノウハウを紹介してくれているサイトです。シチュエーションごと、ゲームごとなどに記事が分けられていて取り掛かりやすいです。私自身がFFXIでプレイ中は殆ど独力で会話をしていたので、プレイ終了後にこのサイトを知ったときは、あの頃から知っていればもっと楽が出来たのにととても残念に思ったものです。
英語に気後れを感じる人には、このサイトの序文にある次の一節を送りたいものです。私も自分でこのことに気付いてからは、英会話に対する抵抗が随分と軽くなりました。
このことを忘れないで下さい:
- 間違っても死にません
- 間違っても恥ずかしくありません
- 間違ってもあなたの価値は落ちません
- あなたの前にいるプレイヤーはあなたの話をきちんと聞いてくれます
- あなたの前にいるプレイヤーはあなたの話を理解しようと努力します
こちらのサイトの作者が「ファイナルファンタジーXI 電撃4コマインターナショナル」という、FFXIにおける英会話を取り扱った本の監修をされたそうです。電撃のFFXI関連には定評がありますから、是非チェックしてみようと思います。