活動の報告など

 とっても楽しかった〜〜・やったね!!
第39回心友会全国交流会inとやま . 大興奮!!の3日間でした

719日から21日に、富山市の「ゆ〜とりあ越中」で心友会全国交流会が開催されました。
1年かけて準備してきた交流会ですが「誰もが参加して良かった」と言ってくれました。
大興奮の3日間を振り返ってみました。


719日 1430  受付開始

 受付嬢は、HちゃんとMちゃん、石川のMちゃんを中心とした若手です。メイド服や浴衣姿が可愛いかったよ!!


719日 1700        開会式

 開会式会場では、支部ごとに着席。心友会本部の開会宣言と挨拶のあと、守る会会長挨拶、富山心友会挨拶、後援してくださった富山県と富山市からの挨拶がありました。次に、受付でメイド服を着ていたHちゃんとMちゃんが、3日間お世話になる富山県立中央病院の医師と看護師を紹介。全国交流会では必ず、医師・看護師が常駐するので会員も安心。3日間の諸注意や連絡事項があり、記念写真を撮って開会式は終わりました。

 

719日 1830           夕食・懇親会

広い食堂で総勢80名が集まり、夕食・懇親会です。乾杯の前に、富山心友会のホープ、W君が参加している呉羽源平太鼓保存会による和太鼓演奏がありました。

      

富山支部池田会長の乾杯の音頭のあと、しばらく歓談。料理はとっても豪華で、全国から来られた方は、お刺身が一番美味しかったとのことでした。次に今回の交流会が初参加となる会員からの自己紹介がありました。高校生の男の子や、和太鼓をたたいたW君、車いすや酸素がいつも必要な女の子などなど、20歳前後の若者の参加が多かったです。名司会者の巧みな質問(自分の趣味やどうやって呼んで欲しいか・愛称など)で、楽しい自己紹介となりました。

720日 1000       全体会(音楽療法の体験)

 音楽教室や施設で音楽療法を実施されている道下さんを講師に迎え、音楽療法を体験しました。誰もが知っている曲や歌を、時には一緒に歌い、時にはじっと耳を澄ませて聴き、楽器を使って演奏し、参加者全員がそれぞれの音楽を楽しむことができたと思います。実は、「音楽療法」に関しては、若い方には馴染まないでは??ととても心配していたのですが、老若男女問わず、全員が道下さんの話力にひき込まれ、会場にいる全員が一つになれた瞬間でした。この、音楽療法のおかげで、この交流会が成功したと言っても過言ではないと思っています
                


720日 1330      分科会

 2日目の午後は分科会です。「若者集まれ」「英語で語ろう心臓病」「AEDと心肺蘇生」「そこにはいつも歌がある」「親と心友会との交流」の5つの分科会に分かれました。

 @「若者集まれ」  者集まれでは・・・302名、20代後半5名、20代前半2名、104名が参加しました。この分科会にはNHKがHちゃんの取材に来ていて、常時マイクとカメラが向いていたので、皆さん少々緊張気味でした。ちなみに夕方のニュースで放送されました。
  19歳の女の子から“車の運転免許を取得したいが、車いすを載せたり降ろしたりすることが一人でできないからどうしようか迷っている”という悩みがありました。田舎に住む者には車が必須ですよね。集まった会員からは取ったほうが良いという意見が多かったです。一生親が一緒に居るわけではないし、病院もひとりで行けるようにならなければ行けない、取得して損は無いという意見が大半でした。まだ19歳ですから焦ることはありませんが、少しずつ自分自身で生きていける術を身につけていかなくてはなりませんね。
  就職についても、さまざまな意見や体験話が出ました。なかなか採用されない、採用されても体を壊して辞めざるをえなくなってしまう。体調が悪ければ休むことが多くなるかもしれない、そうすると職場に迷惑をかけてしまうから採用を自分で断ってしまう。というような悩みがありました。ある方から、大企業がお勧めという意見が出されました。障害者採用に積極的で、働いている障害者も多い。自分の場合は9時から16時までの勤めで残業もほとんど無く帰宅でき、調子が悪い時は休んでいます。自分が長く勤めていくために、調子の悪い日はお休みすることは悪いことじゃないと思うと言っておられました。
  図書館の司書のパートをしている会員は、高いところの本の上げ下ろしは他の職員さんが配慮してくれて助かっていると話します。経理の仕事をしている会員は、自分が担当になった仕事は自分で処理しなければいけないので帰宅が910時になることもあって、障害者枠なのか疑問に思うこともあるといいます。ある会員は体力的には少々きつい仕事をしているけれど、好きなことなので頑張れると話します。
  就職の話を通して、まだまだ心臓病者への就労の理解は進んでいないという実感はありました。今回、これから働こうとする会員にアドバイスや情報提供ができたと思います。   

                 

 A「英語で語ろう心臓病」・・・イギリスへホームステイしたことがある心友会会員2名が司会となって、心臓病の説明も含めた簡単な英会話を勉強しました。ただ、ちょっと専門的になってしまい、英会話初心者のKチャンは、「ちょっと難しかったです。でも、来年はパスポートをとって海外旅行に行きたいです」とのことです
                          


B「AEDと心肺蘇生」・・・消防署の方を講師に招き、AEDの使用方法と心肺蘇生について学びました。 
 「心肺蘇生とAED体験」では、会場「ゆーとりあ越中」近くの大沢野消防署より西村救命士を講師に迎え行われました。参加者は19名、うち家族が8名でした。
  講義の内容は、「人間が生きているということ・・・」に始まり、細胞の集合体である人間が酸素を必要とするのは何故か、酸素が途切れてしまうと、最もダメージを受けやすいのが「脳細胞」であり、心臓が止まってしまうと3分以内に心肺蘇生を始めなければ、脳は回復しないことを知りました。そして、「心肺蘇生法の手順(1歳以上)」の実際と「AEDの手順」を体験しました。初め、心肺蘇生法の実技ではおよび腰であった心友会員も「AED体験」では家族とペアになったり、会員同士でペアになりほぼ全参加者が体験することができました。家族の方の参加理由の一番は「いざという時には何とかしたい!」の一心であり、有意義な分科会であったと思います。

   

C「そこにはいつも歌がある」・・・各自好きな歌を持ち入り、その歌にまつわるエピソードを語りました。参加者は10
  好きな歌のジャンルの幅は広く。ジャズから70年代のフォークソングなど色々な曲が紹介され、それぞれのエピソードが紹介されました。エピソードでは、中村雅俊さんより手術を受ける前に応援メッセージと生の歌を録音したカセットテープを送ってもらったという話が紹介されました。みんなで歌への熱い思いを自由に楽しく語りありました。

                   

D「親と心友会との交流」・・・親が感じていること、患者本人が感じていることを語って理解を深め合いました。参加者20

この分科会では、親と子が本音でぶつかり合った分科会となりました。親として、子どもが何を思い考えているのか良く分かり参加して良かった。これこそが交流だと思ったと言う感想が聞かれました。また、親離れ・子離れの時期があると言うことを知ったというお母さんもおられました。
  


720日 2000    閉会式

 閉会式では、午後に行われた分科会の報告がありました。医師・看護師の方々にお礼をし、次期開催地の兵庫心友会から挨拶がありました。来年も7月の3連休に神戸で開催されます。

720日 2100     自由交流

 各宿泊部屋に散って、おしゃべりですね。すでに何回も交流会に参加している人たちからいろいろなエピソードや裏話や、会員同士の恋愛話もあったり、地元の友達や、会社の飲み会とは違った雰囲気で新鮮でした。ところどころに心臓病であるが故の苦労も見えていますが、みんな明るかったですね。みんな自分の限界をちゃんと分かっているので、無理しない程度の夜更かしをして語り合いました。

721日 730      朝食・チェックアウト

721日 1000   観光→空港→富山駅で解散

富山と言えば「鱒の寿司」ということで、鱒の寿司工場の見学に参加しました。試食コーナーもあり、この工場でしか買えない「鱒寿司」を、お土産に買ってそれぞれ帰途につきました。



最後に・・・

富山で心友会の全国交流会を開催し、まだ交流会に参加したことがない方に是非、沢山の感動を知って欲しいという思いで、富山県心臓病の子どもを守る会の、お父さん・お母さん方の力と、全国の仲間に応援してもらいながら、何とか無事に交流会を終えることが出来ました。
みなさん、どうもありがとう。
重症患者が多い富山でも交流会を開催できたという事は、全国のどこの心友会でも出来ますね。
ぜひ、富山、兵庫に続き、立候補してくださいね。                         富山心友会・高瀬嘉子














 























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