レイアウトと車両について考える


2013年7月15日


Nゲージを再開した時手元にあったのはTomixのハイモ180だけ。その後ミニカーブレールでも走れる小型機関車や2軸貨車を揃え始めましたが、

レイアウトがあればいろんな車両を走らせたくなるのも人情で、電車や客車や機関車を買い集めて行って気がついたのは、「国鉄や大手私鉄の電車を不満なく走らせられるレイアウトってどんな大きさが必要なんだ?」ということ。

先日入線した鉄道コレクションの琴電1080系です。



18m級の車両で、C140のカーブも走行できますが、アーノルドカプラーなので直線区間でもこのくらい連結面が開いてしまいます。



C243のカーブでもこのとおり。

C140のミニカーブでの姿は推して知るべし・・・



最近のハイグレード模型ではTNカプラーやKATOカプラーを使って実際の車両のように狭くしていますが、レールのカーブ半径が実際の鉄道ではありえないような急カーブですからねぇ。

当然TNカプラーやKATOカプラーを使うとミニカーブを走行することはできなくなります。

地方私鉄の電車なので2両編成で走れますが、国鉄やJRの電車となると最低でも3両か4両。

国鉄時代の特急や急行を再現しようとすると最低でも8両くらいつながないと見映えがしません。

12両編成の姿を再現しようとするとミニレイアウトでは無理ですね。

かといって、畳1枚分くらいのレイアウトを作っても満足できそうにありませんが。


車体の長い電車や気動車と違って、2軸貨車ならばアーノルドカプラーのままでもそれほど気になりません。





でも他所様のブログを見ていると、「2軸貨車の連結面も広すぎる」ということでTNカプラーやKATOカプラーに交換している方も結構いるようですけどね。

本題を外れますが、KATOのチビ凸は車重が軽いためか2軸貨車を6両引かせたところ場所によって車輪が空転してしまいました。

レイアウト自体は勾配もないフラットレイアウトなんですが、レイアウトを乗せるカラーボックスが「僅かに傾いていたため」場所によって空転してしまったようです。

ウェイトを積むか牽引する両数を制限しないといけないようです。


20m級の車両でも単行運転の気動車ならば連結面の広さは気になりませんが、こんどは車体がレールから大きくはみ出すのが気になるかもしれませんね。



車体長の短い小型車両ならば粗が目立たなくなります



Nゲージの車両はHOゲージよりも小さいために狭いスペースでも線路を引けますし、同じスペースならばより長い編成の列車を走らせることもできるわけですが、

畳1枚分のスペースがあっても長い列車を走らせようとすればせせこましくなってしまいますし、模型であるがために急カーブの線路と大きく開く連結面だけはどうしようもありません。

逆転の発想で、1両の小型電車や小型気動車と小型機関車の牽引する短編成の貨物列車に限定すればそれほど大きくないレイアウトでもゆったり走らせることもできるし、それだけ小さなレイアウトで済ませることができるんじゃないでしょうか。

でもやはりいろんな列車を走らせたいのも正直な気分ですし・・・

一番の敵は人間の欲望なのかな?



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