2012年5月12日
3つ目のレイアウトを作るまでには多少の紆余曲折があります。 そのひとつには、鉄道模型の製作に使う製品が常にお店にあるものではないということです。 建物や木々まで全部1から自作するのであれば問題ないんですが、私のような者にはそこまでするのは荷が重過ぎます。 それでお店を覗いたときに面白そうな製品があると「いずれ使えるかもしれない」ということで買ってしまうんですねw 気がついたら部屋の中に「いずれ使うかもしれない製品」が山になっていました。 ふたつめは、KATOのキハ40がC177のカーブを通過できなかったこと。 台車にアーノルドカプラーがついているんですが、C177のカーブでは車両前面のスカートにカプラーが引っかかってカーブに追従できずに脱線してしまいます。 結局はダミーカプラーをつけることで解決するのですが、C243のカーブでレイアウトを組もうかと考え始めました。「いずれ使うかもしれない製品」も結構たまっていましたしw それでC243のカーブが使えるサイズというと幅90cm×奥行き60cmになります。ホームセンターでその大きさのベニヤ板を買ってきまして線路の配置と建物の配置を考え始めたんですが・・・ なかなか納得できるものが出来上がらない。 土台の大きさは二つ目のレイアウトの2倍あるはずなのにカーブの半径が大きいものだから直線区間はS280程度しか取れません。 カーブ半径が大きいので4隅のスペースも大きくなり、どんな風景で埋めればいいのかアイデアも出てこない。さらに走る列車を鑑賞するために台の上に乗せたいんですが、ベニヤ板が大きいものだから自重で板が垂れ下がってしまう。 正直、スペースをもてあましてしまいましたw その一方で、二つ目のレイアウトで列車を走らせて遊んでいると、次第に2両編成の列車を駅に停めようとすると1両はみ出すのが気になって仕方なくなってきました。 それは二つ目のレイアウトの計画段階から分かっていた事なんですけどね。 市販の駅やホームを使おうとすると直線部分にしか置けませんから直線区間を長く取らなければいけない。 ところが直線部分全部を駅(ホーム)が占めると言うのはどうも格好が悪い。 90cm×60cmの土台を使おうとして持て余してしまっているし・・・ そうして出てきた案が、幅60cm×奥行き45cmの板にC177のカーブレールと210mmの直線でエンドレスを組み、カーブ部分にかかる形で電車2両分のホームのあるレイアウトを作ってみようというものでした。 何のことはない、二つ目のレイアウトのマイナーチェンジ版ですねw 架空の温泉地という設定です。 今回道路やホームはインクジェットプリンターで印刷した普通の紙を使っています。 結構見栄え良いですね。 人形の多くは廃棄した最初のレイアウトからの移住ですが、そのほか温泉客や小学生、お祭りの人々など「いつか使う予定」だった人形たちにがんばってもらいました。 カーブ部分のホームにかかる列車とホームの間はこのように大きく開いてしまうんですが、 目線を低くして外側から眺めれば気になりません。 「見えなければ気にならない」は真理かもしれません。 季節が夏なのでお祭りをやっているということに。 地元の人のほかに温泉客も来ています。 無人駅の温泉地なのに映画館もあるという現実では考えにくい設定ですが、模型の世界ですから何でもありw でもそのおかげで小物のイメージが膨らみました。次週上映予定の映画の看板は完全にお遊びです。 カーブしたホームの製作や風景を考えたり人形を配置するのがとても楽しかったなぁ。 ただ問題がひとつ。 ふたつ目のレイアウトと風景こそ違えど線路配置はまるで同じなんで、どう使い分けましょうかね? |