2012年5月10日
初めて鉄道模型に触れたのは小学生の頃。百貨店で売られていたHOゲージでした。 6畳間にエンドレスを引くだけで部屋が一杯になりました。 今にして思えば、EF級とかED級とかを2軸にしたフリーランスの機関車と、これまた寝台車を2軸にしたフリーランスの客車や2軸の貨車を走らせていました。 大学のときに初めてNゲージを購入しましたが、90cm×60cmのボードに単純なエンドレスを貼り付け、1両分の無人駅を設置したところでレイアウト製作はとまってしまいました。 その後、「いずれは固定式レイアウトを作るんだ!」と思いつつお座敷レイアウトでいろんな線路配置を考えていましたが結局畳1枚くらいの大きさになってしまうことがわかり、「とてもそんな大きなもの置いておく場所がない」ということで鉄道模型自体から離れてしまいました。 最近になってTomixから半径140mmのカーブレールが発売されていることを知り、走行できる列車に制限はあるけどこれなら棚の上にでも置けそうだなということで色々なブログやホームページの記事を参考にして、1両のレールバスとか2〜3両の貨車を引く貨物列車を走らせることを目指して、2011年のGWに作ったのがこのミニレイアウトです。 サイズは幅45cm×奥行き40cm。 もともとは14型のテレビを載せていた組み立て式の家具です。 その上にC140のカーブレールとS140で単純なエンドレスを組みまして、建物や木、生垣や塀まで全部市販品を組み合わせました。 アパートやビルを覗くと中ががらんどうなのが丸見えなので、厚紙を切って床や壁を中に貼り付けて向こうが素通しということを避けたりもしました。 道路は1000番の耐水サンドペーパーにポスターカラーで白線を引いて表現。 結構実感的に見えるんだなぁと自分でも驚きましたが、滲みやかすれも・・・ もともとが組み立て式の家具なのでこのような構造になりましたが、ゆっくりと鑑賞するためにはやや高さが足りませんでした。 また見た目以上に重いしボードは集成材で硬く、やや使い勝手が悪かったです。 鉄道模型は目線を下げると遥かに楽しくなるということをはっきりと教えてくれました。 ほぼ同じ場所から撮ったものですが、目線が違うだけでこんなにも雰囲気が変わるんです。 ただ、このレイアウトは現存しません。 なぜかというと、C140のカーブレールではマイクロエースの119系電車が走れないこと(走るんですが、カーブにかかるとモーターが異音を立てます)、 組み立て時には踏み切りのパーツが品切れで組み込めず、あとで入手できた踏切を設置しようとしたら建物の土台や塀が邪魔をして組み込めなかったこと、 初めてのレイアウトだったのでバラストの撒き方がまずくて列車の下部が引っかかってしまったり。 道路に設置した信号機が何回修理してもすぐに倒れてしまうなど問題が次々に明らかになりまして、2ヵ月後に2つ目のレイアウトが完成したところで廃棄してしまったからです。 その反省が2つ目のレイアウト作成に生きているはずなんですが。 |