和泉氏による銃砲更新に伴う技能検定試験報告
技能講習覚書
  1. 参加した技能講習
日時:4月28日(土) 午前9時開始
場所:群馬ジャイアント射撃場
種目:散弾銃、スキート射撃にて参加
ゴールデンウィーク初日の混雑を避けるため、5時少し前に関越に練馬ICから入り、富岡IC経由で射撃場には6時前くらいに到着していました。ゲートも開いていないため、近くで仮眠をしてゲートが開いた7時過ぎに射撃場に入りました。カーナビが古いためか全く違う場所に案内され、多少時間がかかりました。初めての方は地図やナビで事前に確認をしておいたほうがよいかもしれません。
射撃場で待っていると、今井さん(見学)、藤井さん(見学)、中山さん(午前:ライフル、午後:散弾)、百々さん(散弾)がこられたのでびっくりしました。
  1. 技能講習の流れ
クラブハウスが開いてから、講習参加者は受付を行います。講習用テキストを持参していない場合、購入が必要です(500円)。今回は参加者全員が早めに揃ったので、9時を待たずに技能講習がスタートしました。散弾とライフルでそれぞれ場所を分けて講義となりました。散弾銃での参加者は、トラップ9名(?)、スキート3名でした。指導員からの講義自体は40分くらいで、技能講習の進行概要と、技能講習で実施する項目、評価のポイントなどの解説がありました。
今回の技能講習では、トラップの技能講習(2グループに分けて順番に行う)を先に行い、その後スキートの技能講習という流れでした。
トラップ2グループ実施、その後スキート1グループ実施で、スキートグループの終了時間は11時を廻ったくらいでした。
  1. 技能講習の実施項目、評価ポイント
指導員の「これから技能講習を開始します。」という開始宣言から、「これで技能講習を終了します。」という終了宣言までの間、銃の取り扱いなどが全て評価の対象となるので参加者は注意が必要です。
銃の取り扱いに関しては、100点満点からの減点方式で、80点以上が合格ということらしいです。
以下のポイントに違反すると大きな減点(20点の減点)となります。
・銃口が人に向く(ギャラリーも含めて人に絶対に銃口を向けないこと)。
・射撃直前までトリガーガード内に指を入れない。
・銃を手に取る時、手から離す時、射台を出る前には脱包を確認する(薬室内に弾がないことをきちんと目視する)。
・銃を落とさないこと。
技能講習の中で、参加者は以下の項目を実施することになります。
・散弾銃の分解、組み立て、各部のチェックをおこなう。(グループで一斉に実施)
適切に分解、組み立て、チェックを行っているか。各部のチェックを行うときは、チェ

ック内容を声に出すこと。
例:「銃身、異常なし。」など。
・銃架から銃を取り射台に入り、(想像上の)実弾を装填してコールして想像上のターゲットを狙い引き金を引く。(1人ずつ数回実施)
銃架から銃を手に取るとき、薬室内に弾がないかを目視する。
装填するときは2連銃は上方に向けた状態で行う。
コールする直前まで、トリガーガード内に指を入れない。(コールと同時にトリガーガード内に指を入れてよいと説明がありました。)
※カラ撃ちケースの使用は認められていましたが、使用している人はいませんでした。

・引き続き、不発弾の対処を実演する。その後射台を出て銃架に銃を置く。(1人ずつ1回実施)
不発となった後10秒はそのままの姿勢(構えて狙ったまま)で待つ。
その後不発弾を取り出し、ベストのポケットなどにしまう。
射台を出る前に必ず薬室内に弾が入っていないことを確認すること。
ここまでをグループの全員が実施した後、実射となります。
ここでも、今までに述べてきたポイントを忘れずに実施することが必要です。クレーに集中してついうっかり忘れてしまいそうなので、注意してください。特にトラップ射撃の方は射台の移動回数が多いので、脱包の確認を確実にしてください。
・トラップ射撃 25枚中2枚の命中が必要。
・スキート射撃 25枚中3枚の命中が必要。
参加したスキートでは、1番、2番、3番、6番、7番射台を使いました。各射台では4発ずつ向かい矢を4発ずつ撃ちます。7番射台では向かい矢(プール)を4枚撃った後、追い矢(マーク)5枚と続けて撃ちます。7番マークが5枚あるので、トラップより簡単かもしれませんね。
※スキートでは1番、2番、3番、6番、7番射台を使うことは決まりのようですが、プール、マークの割合などは各射撃場で違うかもしれません。知人のレポートでは、全て追い矢だったように書いてありました。
グループ全員が実射を終了し銃架に銃を置いて、指導員が終了の宣言をしたところで、技能講習が終了となります。
  1. 感想
今回参加した群馬ジャイアントでの技能講習では、指導員の方の説明も評価もとても明確でした。技能講習参加者が車内に銃を置いたまま受付に行った時点で、「銃を管理下においていない」ということで技能講習に参加すらできなかったという噂を聞きましたが、ここではそんなことはありませんでした。
評価すべき期間(開始から終了まで)が明示され、(法令に基づいて決定されている?)明示されている評価項目以外に指導員の主観的な評価項目がないと明言されていました。指導員の方の言葉使い、対応なども含めてとても好感が持てました。
今回参加した技能講習では、「事故を起こしかねないような不適切な銃の取り扱いをしている人をなくす」という技能講習の目的にマッチした運営がなされていると実感しました。
(まだ、技能講習修了証を手にしていないので、本当に合格しているのか不明ですが・・・。)
以上