釣り紀行


2002年9月8日  天候晴れ


 今回の釣行は、気合が入ってます。なんと早朝からの釣りです。秋は釣りやすいシーズンなので、気合が入ります。それに今回はOさんとの釣行です。
 Oさんのお気に入りの場所で釣りに行きました。ここのポイントの説明を受け早速釣行開始です。
 まず早朝なので使うルアーはトップウォータープラグから使います。が、Oさんが『ここはトップでは出た事ないで』と言うではありませんか。このトップ好きの俺の楽しみがココでは味わえないみたいです。それでも使いましたが・・・、案の定まったくの無反応でした。
 仕方がないので次に選択したのはクランクベイトプラグです。このルアーもOさんが言うには釣り難いそうです。まぁ、条件がいいので使うことにしました。ガンガン遠投します。5投ほどすると、ロッドにアタリを感じました。『おっ乗ったで』で釣り上げたのがこの魚です。27cmくらいのサイズです。久々に釣れたブラックバスにちょっと嬉しかったです。『ほら、クランクで釣れたよ』と言って見せます。『クランクで来たし、活性も高そうやね』と言ってまた、投げ続けました。がそれ以降はアタリはありませんでした。
 日も高くなり、魚もウィードに潜んでいると読んだので、ワームに交換しました。しかし、まだ夏の気配が残っているこの時期、日差しが少しキツイので、なかなかアタリがありません。やがて、巡視艇みたいなのがやってきました。『あ〜、要らんのがやって来た』と2人はその時、そう思いました。それは巡視艇のスクリュー等で魚が余計警戒すると思ったからです。しかしこれが実は意外な結果を生むことになったのです。確かに巡視艇が来た直後は、なーんにも、アタリもありませんでした。
 しかし、船が去った後暫くして『ココン』とロッドに心地よいアタリが来ました。すかさず、合わせるとこの魚が釣れました。30cm程のいいサイズです。『やっと2匹目釣れた』と俺が言うと『よかったな』と言って、すぐに『よし!』とOさんの声が聞こえて35cm位のブラックバスを釣りました。『これはもしかして、巡視艇の影響か?』と2人して考えました。『どうせ、また巡回してくるやろうから、その時に検証しようと』言う結論になりました。
 そして再び、アタリもない沈黙の時間が来ました。日差しもキツイのでバスもウィードの中にもぐりこんでしまっているのでしょう。依然、ワームを使ってスローに攻めているものの、アタリがありません。たまにブルーギルのアタリはあるのですが・・・。Oさんも同様のようです。Oさんの使っているワームは俺の使っているワームより集魚効果の高いワームなのでより一層ブルーギルのアタリがあるらしく、『ワームがすぐに使い物にならん』と言って嘆いていました。まわりの人は誰も釣れて居ないように、見えます。
 それから更に時間が立って、ようやく巡視艇が再び周って来ました。『おー来た来た』『では実証しよう』実証開始です。巡視艇が去っていくのを確認して早速巡視艇が通った所にワームを投げます。ちょうどその周辺にはウィードも生えているのが見えているので、ブラックバスは確実に居るはずです。数投すると案の定『ココン』とアタリがあり、すかさず合わせるとこの魚が釣れました。33cm位の綺麗な魚体です。『やっぱり来るなぁ』等といいながら写真に収めて俺がブラックバスを逃がすのをOさんは見ていたそうです。実はその時Oさんのロッドが半月になるくらいググッっと曲がっていたのです。元々柔らかいロッドを使っていたのですが、そこまで曲げる魚は結構デカイサイズなのです。が俺の行動を見ていたのでOさんは完全に合わせ損ないました。暫く凹んでいました。俺は一瞬しか見てなかったのですが確かにグンニャリと曲がっていました。もう完全に萎え萎えの状態になってしまいました。
 そして、また沈黙の時が来ました。Oさんはもう萎え萎えモード突入してしまったので、ぼんやり釣りをしていました。再び、巡視艇が来たので、先ほどと同じパターンで通りすぎてから、ワームを投げ入れたら案の定この魚が釣れました。今度はちょっとサイズダウンして28cmくらいでした。久々の早起きだったので眠たくなってきたので、今回は午後2時過ぎに辞めて帰る事にしました。

今回の釣果 4匹
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