釣り紀行


2002年3月17日  天候晴れのち小雨



 さあ、今年第一弾の釣り紀行です。朝から気合が入っているかと思いきや、 「あー、今日は天気も良いし暖かいから釣りにでも行こうかな・・」とこんな感じです。 釣り場が近いと気合なんて入りません。だから昼の3時くらいからのほほんと釣り開始です。
 さて、最初のポイントに着きました。さすが、今日は天気が良かったので、人がそこそこいます。 まずは水をチェック。『・・・水、赤色してるがな・・・。』過去の経験からこの色の時は魚の食いが悪いのです。 それでも、『まあ、今日は俺の試運転だし釣れなくてもいいわ。』と言う感じでのんびり仕掛けを作ります。
 まずはスピーナーベイトプラグで底の状態を探ります。ゆっくりゆっくりとリールを巻いて底の状態を確認します。 すると、手前5Mほどにブレイク(落ちこみ)があるのが確認できました。が、しかしそれが岸沿いにずーっとあるのです。 うーん・・・。これでは、バスが居そうな所を点(ブレイクを横切る)でしか攻めれませんので、困りました。 沢山ヒットさせたいのなら、やはり面(落ちこみ沿い)で攻めたいです。それができそうな所を探し、一応見つけました。 そこから攻めるのですが、やはり何かが違う感じがするのです。 単にそのブレイクを面で攻めることが出来るだけで、バスが居ついてそうなポイントがない様でした。案の定なんのアタリもありません。
 反対側からブレイクを攻めれる所に行くと、手前で小魚がのほほんと泳いでいいるのが見えました。 その周辺にバスも2匹ほどついて泳いでいましたが、小魚に『追われている』と言う緊張感が全くありませんでした。 そこで少し粘ってみましたが、ルアーを遠くまで飛ばせられる様になっただけで、それ以外はまったくなにもありませんでした。
 こんな所にはさっさと見切りをつけて場所移動です。

 次のポイントに来ました。流れ込みは水が綺麗ですが、ここも水が赤い・・・。まずはこのバスが居ついてそうなポイントにワームを投げました。
 しかし、ブルーギルのアタリすらありません。しかし対岸ではヘラブナ釣りの人が釣れていたので、バスも居ると判断して粘ってみました。 が、やはりアタリはありませんでした。ヘラブナが釣れていた所は水は赤くなかったので、水が綺麗な所に移動しました。
 しかし、水が綺麗な所は流れがそこそこあり、透明度が高く底も見えている所がが多く、大抵の場合釣りにくいです。 先行者が数人いましたが、釣れている気配もありません。このポイントは夏場は水通しがいいので絶好のポイントなのですが、 春先には餌となるベイトフィッシュが居着かない等ちょっと辛い所なのです。
 案の定ポイントに来て見ると底が見えてます。夏ならブラックバスが泳いでいる姿も見えますが、今日は見えません。 それでも赤い水の所よりはマシと思い、スピナーベイトプラグを投げました。反応がありません。
 一応、底の状態も把握できたのでワームに替えて見えないストラクチャー周りを攻めます。 ここのポイントから見えないストラクチャーは2ヶ所あります。ひとつは川の中央の辺りありに大きな倒木が沈んでいる所です。 最初はそこを攻めていたのですが、対岸に人がいてハードプラグ系でそこの周囲を攻め出しました。
 なので諦めてもう一つのストラクチャー周りを攻めました。ここはブレイクに絡んで倒木が沈んでいます。 最初にここを攻めたら良かったのでしょうが、今年最初の釣行で腕が鈍っているはずです。 一匹どこかで釣ってから攻めたかったのです。絶対に一匹はいると確信していたからです。
 案の定、3投目のワームを底まで沈ませている途中に『コツコツ』と何かがかじっているようなアタリがあります。『やはりいたか!』と胸が高まります。 リールをゆっくりと巻いてラインが一直線になるようにしてから、ゆっくりとフッキングしました。十分ロッドに重みが伝わります。 合わせた瞬間、ドラグが『ジー』っと鳴りました。『ちょっと、ドラグ弱かったのか・・・』などと思いながらも、もう一度フッキングしようと思い、再度合わせた途端ロッドの重みがなくなりました。 『うーん、去年とまったく同じ展開になってるではないか。』と思い、もう一度同じ所を攻めましたが、やはりもうアタリはありませんでした。
 しばらくすると小雨が降ってきたので今日の釣行は切り上げました。

今回の釣果 0匹

今回の教訓:  出かけるまえには最低限準備くらいしましょう。いきなり去年の釣り終わったままの仕様で釣りに行くのはやめましょう。 去年最後に40UP釣ったので、その時にドラグを少し緩めたままになっていました。それで今回フッキングがちゃんとできなかったのです。
 あと、ルアーとかをちゃんと季節に合った物に換えておきましょう。プラグが使いにくい物しか入ってなかった。春だから魚の目の前で止めておきたい奴が必要なのに そんな物一つも入ってませんでした。

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