釣り紀行


2001年9月24日  天候晴れ


今回はいつもの場所です。一人で行きました。 午後3時頃からの釣行です。前回いいサイズが釣れたポイントから行きました。
 前回より水位は多少減少していましたが、さほど変わりはありません。しかし、前回と違う点があります。それは、まだ護岸工事中の時間である、という点です。 前回は工事が終わった後ブラックバス達がライズ(小魚が水面から飛び出して逃げ回る状態の事)し出しました。でも、今回はまだ工事中の時間帯です。 だからプレッシャーがあると思ったのでクランクベイトプラグからではなくワームから攻めました。前回釣れたポイントに投げ込むとさっそく 『コツコツ』というブルーギルのアタリがありました。『うん、今日も居着いてるな。これやったら今日も釣れるな』と思いながら ブルーギルのアタリを感じていました。しばらくしてブルーギルのアタリがなくなったので、『おっ、ブラックバスが来たのかな?』 と思い神経を集中させました。が、その後アタリがなくなったので『うん?単にワームを見破られたのかな?』と思い色、形等変えたのですが 反応はありませんでした。仕方が無いのでクランクベイトに変更してあちこち探りを入れましたが、ルアーを水面から引上げる時に アオコ(藻の一種)がいっぱい付着するのでその度に洗い落としていたのですが、『どうも違うんだよな・・・』と思い思い切って移動する事にしました。
 さて次のポイントに来ました。
 こちらも水位が下がっているので、手前2mくらいの浅場がさらに浅く足首が漬かる程度の水深しかありません。 こうなると、もう俺の持っているクランクベイトでは完全に使えません。使えるのはトップウォータープラグミノープラグミノーくらいです。
 とりあえず魚が居着いていそうなポイントはわかっていたのですが、まだ他の人が入っていたので、空いていた流れ込みのあるポイントに 行きました。が、この流れ込みは水量が少ないのか水面に浮いているアオコを流し出す力がありません。このアオコが無ければなかなか いいポイントになりそうだったのですが、この状態では多分魚はいなさそうです。 でも、やってみないことにはわからないので、とりあえずワームで探りをいれました。が、案の定ブルーギルのアタリすらありませんでした。
 ちょうど魚がいそうなポイントの釣り人が帰りそうだったのでそこに移動する事にしました。 そして、ワームでそのいそうなポイントに投げ込むとすぐに『コンコン』とブルーギルの反応があります。 『やはり、いますな』と思った瞬間、ラインをすーっと持って行かれたのですが、ブルーギルなので合わせません。 体は思わず反応しそうになりますが・・・。その内たまに『コンコン』と言うテンポは同じでも感触の違うアタリが混ざって来ました。 しかし、合わせてみても魚のサイズが小さいのかワームがフックからずれたりする程度で釣る事ができません。
 『じゃー、そこから引きずりだしてあげましょう』と思い、ワームからトップウォーターに変更しました。 が、動かし方が悪いのかまったく反応なし『やっぱりライン、フロロからナイロンに戻そうかな?でも感度が鈍くなるしな。』 『ナイロンでフロロ並みの感度の良い奴売ってないのかな』、『でなければ、水に浮くフロロでもあったらいいのにな。』等と思いながら 結局ワームに戻しました。ワームに戻すと、やっぱりアタリがすぐに来ます。『じゃーブルーギルでも釣ってあげようではないか』等と 思いながらも結局軽く合わす程度でブルーギルは釣りませんでした。
 しばらくすると辺りも日が山の陰に入り暗くなり始めてきました。こうなるとトップウォーターの出番です。さっそく交換して釣ろうかな という矢先に『ゴボッ』と言う音と共に鯉が鰭(ヒレ)打ちする光景を見ました。『あちゃー、鯉が出てきたでこれはアカンなー』と思いました。 何故かと言うと、いくら獰猛なブラックバスでも、大きな鯉には敵わないのです。案の定トップウォーターを投げても鯉が出てしまったポイントには ブラックバスは出てきませんでした。かと言って鯉のでなかったポイントもでませんでしたけど。
 『うーん、やっぱりワームに戻すか』と思いワームに戻して鯉の出なかったポイントの方に投げました。ところが、こちらにも鯉の影響があったのか アタリがありません。でも、そのまま粘って攻めると『コン』と言うアタリがあったので『これはバスッ』と思いすかさず合わせると今度は『ガツン』と 言う感触が・・・。そうです、根掛かりでした。『うーん、バスのアタリじゃなくて手前の段差に触れたアタリだったのか』等と思いラインを 切りました。確認の為もう一度同じ所を通してきたら、やはり同じような感触があったので、間違いないでしょう。
 さらに辺りは暗くなってきました。もうワームを投げて着水したポイントが確認しにくくなってきました。『もうそろそろ帰らなアカンな』と思い ワームを投げました。そしてワームをアクションさせていると『コン』と言う反応が、まだ手前の段差には少し遠かったので、すかさず合わせました。 が、『もたーっ』と言う重たい感触がロッドに伝わってきました。『あぅ、水草だったか・・・』と思った瞬間『グングン』とロッドを持っていくではありませんか 『おっこれはでかい』と思いもう一回合わせ直しました。普通ならある程度泳がせながら弱らせて釣り上げるのですが、手前の段差にラインが擦られていて そんな余裕はありません。しかしあまりにも強引にリールを巻くとラインが切れる恐れがあるので、なるべくラインが段差を擦らないように斜めにして ブラックバスを水面下まで引き寄せました。すると、ブラックバスが手前の浅瀬に逃げたので『ラッキーこれで大丈夫』と思いました。 何故ならここのブラックバスは下に下にへと逃げるからです。次はバスが水面下にあがってくると今度はジャンプしてフックを外そうとするので、ジャンプさせないように リールを巻きました。手前の浅瀬に入るとブラックバスは背中が見えている状態で逃げています。なかなかの大きさです。後は慎重に巻くだけでついにつりあげました。 それがこの魚です。42cmあります。前回40cm釣った奴より良い魚体でした。後でラインチェックしたら、案の定ボロボロでした。危なかった。 そして、辺りは真っ暗になったので帰りました。

今回の釣果 1匹
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