鉄道紀行その2



2001年10月20日
モクモクファーム
ぶたさん
 中に入園すると、なんと豚の放し飼いをしているではありませんか!?これには驚きました。 それぞれに可愛らしい名前がついています。その中の一匹に近づいて触ることに成功しました。 と言うか、大人しいので簡単に触れます。ちなみに、触った感触は・・・『毛、固い』その一言に尽きました。 良く考えたら豚毛の筆とかあるのだから、固くて当然です。でも、なんとなくフニフニしているイメージがあったので、意外でした。 散々触った後、傍にある売店で豚汁が売られているのを発見しました。 『うーん、なんだかシュールな風景に見えるのは気のせいですか?』『子供はトラウマにならないのだろうか?』などと思っていました。
 お腹も空いてきたので、お昼ご飯を食べました。葡萄の木の下でのバイキング形式のレストランです。なんだか雰囲気が良かったです。 時期が良ければ、葡萄の実がぶら下がっているそうです。
手づくり体験教室  お昼ご飯を食べると、今日のメインイベント。手作りソーセージ作りに挑戦です。 説明を受けながら作っていきます。今回はバジル入りのソーセージだそうです。まず、ミンチをバジルと混ぜます。コレがハンバーグを作った事ある人は 知っていると思いますが、あれと同じでミンチが腐らないように、氷を入れているのでかなり手が冷たいのです。それを我慢して、混ぜる混ぜる。 あー・・・手の感覚が・・・。しばらくして、ようやく混ぜ合わせが完了です。
 次はミンチを羊腸に詰める作業です。大きなピストル型の注射器みたいな物に、ミンチを詰めこみます。 その注射器の先に羊腸が付いています。その中にミンチを押しこんで行きます。コレは2人での共同作業になります。 片方が羊腸を引っ張る係。もう一人が注射器に入ったミンチを押す係になります。 で、この羊腸を引っ張る係が難しいそうです。注射器の方は押し出すだけでいいのですから。 今回は羊腸を引っ張る係をしたので、注射器から押し出されて来たミンチを羊腸が破れないように水に濡らしながらゆっくり引っ張ります。
手作りソーセージ 立派なソーセージが出来ました。隣のカップルを見ると・・・『あーなんだか、細かったり、太かったり均一じゃないな〜』。 それに比べてこちらは・・・『ふふふ。こっちは、綺麗なのが出来た』。出来あがったソーセージをボイルしたら完成です。 さっそく試食しました。出来たての上に自分等で作ったので美味しかったです。残りのソーセージは持って帰ります。
 ソーセージ作りの後は店で土産物を買ったり、ベンチでソフトクリームを食べながら豚のノシノシ歩いている姿や、 他の観光客がパンをもらいに来た豚を何頭も引きつれて歩いているのを眺めて過ごしました。 さて、帰る時間になったので、電話で朝に乗って来たタクシーを呼びました。そして柘植(つげ)駅に到着。

キハ120系 普通 1+1両 柘植(16:05)→加茂(16:58)関西本線
キハ120系関西線色
 同じルートで帰るのも面白くないので別ルートで帰ることにします。このルートはなぜか電化されていないのでディーゼルカーが走っています。 列車が来るまで少し時間があったので、駅でぼーっとしていました。柔らかい日差しが駅に入ってきます。 『この駅も将来模型のレイアウトの参考になるな〜』と思い、撮影しました。しばらくすると、ディーゼル音を響かせながら列車が入ってきました。 最近はもう何処でもワンマンカーになっているので、前降り後ろ乗りが普通なのですね〜。2両編成でもそうなっていましたから、後ろから乗車しました。 ボックス席が開いていたのでそちらに座りました。
 さて、列車は6割程度のお客さんを乗せて出発しました。この列車は新型のディーゼルカーなのでスイスイ加速していきます。 ディーゼルカーは田園風景の中を淡々と走っていきます。伊賀上野(いがうえの)駅が近畿日本鉄道(近鉄)との接続駅になるので、この駅で席が埋まりました。 しばらく行くと山越えになり、今度は川沿いを淡々と走ります。加茂(かも)駅の一つ手前の笠置(かさぎ)駅でハイキング客が大勢乗ってきたので車内は満員になりました。 列車は定刻通りに加茂(かも)駅に到着しました。

221系 大和路快速 6両 加茂(17:07)→大阪(18:06)関西本線+大阪環状線
221系
 最近は快速列車の種類が増えたので、ここからも大阪駅までの直行列車があります。さて、車内は先ほどのハイキング客も居たので、座席が埋まった状態で出発しました。 次の木津(きづ)駅でいつも見る207系の快速列車が停まっていました。『ここから三田(さんだ)駅まで行くのか〜、なんかすごいな〜』と感心していたら、いつのまにか 眠ってしまいました。
 気がつくと、奈良(なら)駅などとっくに過ぎて、久宝寺(きゅうほうじ)駅に到着する所でした。車内も満員でした。 辺りはもうすっかり都会近郊の風景に変わっていました。『奈良駅だけは見たかったのにな〜』と思いながらもまた眠りました。
 次に気がつくと大阪(おおさか)駅に着く所でした。列車は定刻通りに大阪駅に到着しました。


おしまい(鉄道紀行表題へ)