とりあえず、ボレロ

吉行和子

黒木里美

伊藤珠美

近藤恭代

ある地方都市の古めかしい写真館。　おびただしい死の記憶の堆積のなかから　突如ネガがポジに変わるように　甦る二人の女たちの青春…　そしてガラスの破片のようにきらめき、近づく者たちを傷つけるスキャンダルの数々…

ひとりの女がいった。《あなたのせいで、一生背徳のドレスを脱げなくなったわ》　すると、相手の女は答えた。《だからこそ、あたしたちはいま、誰もがうらやむ輝きのなかにいるのよ》

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▲とりあえず、ボレロ
1983年12月18日～25日　新宿・紀伊国屋ホール　(C)木冬社

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