太陽のかたわら



私の膝の上に頭を預け眠っていた彼が、目を覚ます。
私が微笑みかけると、彼も微笑んだ。

それだけで

どうしてこんなに幸せな気持ちになるんだろう。

彼の笑顔はおひさまみたいで。

いつも私に、
あたたかい気持ち
おだやかな気持ちを

与えてくれる。


どうか、ずっと――


そのままの体勢で見つめ合っていると、彼が口を開く。

「桜乃ちゃん…大好きだよ」

一層笑みを深めて、そう呟いた。

「私も…です…慈郎さん…」

少し泣きそうになりながら、答える私。


――貴方の傍に、いさせてください。





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あとがき
 桜乃side。その日の夕方に続きを書きたいなと思って、また携帯でピコピコ打って創りました。
 こっちとしては、桜乃ちゃんはジローの傍に居るだけで幸せなんだよというのを強調したくて。
 まあ、ただの天然バカップルだねと。


2003年10月26日


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