はバスケ部――

丸井先輩の情報をもとに、俺は急いで体育館へと向かった。





幸せ掴むぜ 13歳! 〜あのあと〜







俺が一生懸命に走っていくと体育館横の通路に彼女がいた。

先輩!」

俺は思わず叫んでしまった。

すると彼女はキレイな顔で振り返った。


いそいで駆け寄る。

ハアハアと息を切らす俺に彼女は声を掛けてきた。


「何か用?」

「あっ、あの!!ずっと見てた!

アンタを見てました!!付き合ってください!」

「無理」

俺のいきなりの告白に戸惑う様子もなく、彼女は答えた。

あまりにも即答だったので俺はかなりダメージを受けた。


「え?!やっぱりあれですか??!」

「あれ?」

「ラブレター!!貰ってたでしょ!!!」

「あぁ、うん」

「その人と付き合う事になったんスか?!」

「違う。あれは断ったよ」

「じゃあ何で!!俺の事知らないから?!?」

「知ってるよ。二年生テニス部エースでしょ」

「本当に知ってたんだ…」

「ブン太から聞いてるからね」






















は?















ブン太??






















……はっ!!


そういえばいつかの帰り道…

『なぁなぁ赤也!!俺、彼女できたんだぜ★』

『ふぅーん』

『なんだよ!!もっと反応しろよ!!』

『興味ないっスから♪』

『うわっ!!冷たっ!!』

『言ってみんしゃい、丸井』

『おぉ!聞いてくれんのか仁王!!』

『まぁな』

『お前いい奴だなぁー……☆

 あのなっ、バスケ部の奴なんだけど、
 
 得意科目が体育、苦手科目が美術で、

 好きな恐竜はプテラノドン…』

『待った。それはいいから肝心な名前を言いんしゃい』

 













………」
















「ははは!残念だったな赤也!!」

「どわっ!!丸井先輩…!!」

いきなり現れて先輩の肩に腕を回すガム。

あんた潰すよ…(赤目


へぶしっ!!!


先輩に潰されたガム。ハハハハハ!!ざまあみろ!!

「ガム、部活へ行け。…切原……」

「っはい!!」

「目ぇ赤いじゃん。大丈夫?」

「大丈夫ッス!!」

「そ。悪いけど、こんな馬鹿でも一応あたしの彼氏なんで

ご理解宜しくお願いします」

「は、はい…」

「あ、それとこれ目薬」

先輩は目薬をくれた。

「あ、ありがとうございます!」

「いえいえ」

先輩…優しくて綺麗で素敵だ……v


じゃ、あたし部活行くからと言い残して、

先輩はそのまま体育館へ入っていった。

俺と目薬と丸井先輩を残して………






















夕日が眩しいや…☆




               おしまい






〜ありがとう皆様!サイトは無事オープンしたよ〜記念 第4弾 四季さんへ
リクエスト内容はギャグ風ラブラブ赤也夢…かな。

これは夢小説。
これはラブラブ。
これは赤也夢。

全部当てはまってなーい!!!(爆

とりあえず目的はギャグだ!(←ギャグ好き)と思って進んでいくと
ブン太と出会った。構わずそのまま進んでいくと…


あれ……?


これ、悲恋………???

なんというか…シリアスというか…ミステリアスだ!!

四季さんごめんなさーーい!!!


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管理人感想
 いや、好きです。
 爆笑!って感じのギャグではないけれど、クスッとさせるギャグですね。
 オチがとてもステキですv
 綾菜さん、イラストだけでなく小説のリクエストまで承って下さってありがとうございました!


 2004年5月21日


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