おっ いるいる♪

放課後の下駄箱。

俺はいつもの様に隠れてあの子を見ている。

可愛いあの子を…


ん?何か取り出した。

白い封筒に差し出し人の名前…










ラブレターだっ!!(@□@)





幸せ掴むぜ 13歳! 〜ある日〜






はぁぁぁぁぁ…↓↓

俺はテニスコートに向かって一人、

廊下をぽつぽつ歩いて行く。

さっきの事がどうしても頭から離れない。


そうだよな…あんなに美人なら

狙ってる奴だってたくさんいるのが当たり前だよな……

はぁぁぁぁぁぁぁあ……



「ちわー……」

暗い空気を漂わせながら部室に入ってくる俺を

先輩たちは不思議そうに見る。

どうぞどうぞ勝手に見ていってくださいな…(完全マイナス状態


「赤也っ!ってうわっ!!」

「何じめじめしとる…」

後ろから誰かが声を掛けてきた。

「丸井先輩…仁王先輩……」

弱々しく微笑む後輩に2人はこのとき初めて“恐怖”という感情を抱いた。

「赤也…どうかしたのかよ……」とガム先輩が言った。

「悩みなら聞いてやるぜ」としっぽ先輩も言った。

そこで俺は、何だかイマイチ信用のない(酷っ!)この先輩たちに

あの子のことを話してみた。




「それってのことだろ」

「え!?仁王先輩知ってるんスか?!」

「あぁ、まぁな…だがコイツに聞いたほうがよく分かるぜ。まぁ丸井」

の事なら俺にまかせろぃ☆

は俺と同じクラスのバスケ部。

好きな食べ物はオムライス。

嫌いな食べ物はパセリ。

身長160cmで体重は…聞けないけど

得意科目は体育で苦手科目は美術。

恐竜の中ではプテラノドンが好きで…」


「ちょっと待った」

ナイス仁王☆いいところで中断したね!


「…決めました」

拳を握って力強く立ちあがった赤也は

次の瞬間とんでもない事を言った。


「俺、先輩に告白してきます!」























え?
























「仁王先輩、丸井先輩、ありがとうございました!

俺、幸せになります!!」



そう言って切原赤也は一人旅立っていった。



                       つづく