私の信条・立場

   私は団塊の世代のど真ん中で生まれ育ちました。杉並区で生まれ、そして武蔵野市に暮らして二十数年、仕事と子育てで精一杯で、ほんの数年前までは政治とは無縁のおばさんでした。

   ところが、住んでいるマンションが、道路拡幅で削られそうになるという問題が突然起きたことをキッカケに、暮らしの中で「何かヘン」と感じることについて、自分なりに考え、声を上げるようになりました。

   
また、1989年に制定された武蔵野市の情報公開条例の改正の動きが約10年経って持ち上がったことで、仲間と@しみん(アットマークしみん)というグループを作り、普通の市民の立場で条例の改正案を作成・提案しました。

   そうした活動の中で、市長交際費の情報公開を請求したところ、多くの問題支出を発見し、市長等に対して弁護士をつけず一人で裁判を起こしました。(裁判について詳しくはこちらをご覧下さい。2002年12月の二審判決で6件中3件で勝訴し、現在最高裁の判決を待っているところです)。

  そのようなわけで、身近な政治に関わるようになりましたが、私はどの政党にも所属せず、組織や団体、宗教などとも無縁です。当然の事ながら発言や行動には何の制約も受けません。その代わり全ての言動について個人で全責任を負うことになります。

   また団塊の世代に属すると言っても、左右のイデオロギーに興味を持ったことはなく、デモや学生運動などに参加したこともありません。要するに普通の市民、普通のおばさんです。   

   相変わらず世の中には「何かヘンなこと」「納得できないこと」が沢山あります。それどころかますます増えているように感じます。官僚や政治家、警察、学校、病院、銀行等々がしばしば問題を起こしているのに、トップは殆ど責任も取らず、威張ってばかりいるのはどういうわけでしょう。

   日本人一人ひとりはいろいろ不満を持っていても、表立っては殆ど発言せず、「役人任せ」「政治家任せ」を続けてきた結果、きれい事や建前ばかりが目立ち、そのあげく国も地方自治体も、大借金で首が回らない状態に陥ってしまったと考えています。私一人の微力でこれをどうこうできる筈もありませんが、「何かヘンなこと」「納得できないこと」に対して発言を続けること、真面目に頑張っている人と連帯することはできます。
 
   
私は完全無所属ですが、不要不急の公共事業などに異議をとなえ、人間らしい環境を取り戻すことを主張する「みどりの会議」(前参議院議員の中村敦夫さんが代表でしたが、残念ながら解散し、今は存在しません。中村さんはご自分のブログに時々書き込みされています)や東京都議の後藤雄一さんなどと多少のつながりがあるので、これを大切にして行きたいと思っています。田中康夫長野県知事の政策や考え方にも親近感をおぼえます。