05都議選:民主、議席上積みの勢い 毎日新聞世論調査

 東京都議選(7月3日投開票)を前に、毎日新聞は25、26の両日、都内の有権者を対象に世論調査(電話)を実施した。どの政党の候補に投票するかとの質問で、自民党と、民主党を挙げた人が各15%で並んだ。取材による情勢分析を加味すると、51人を公認した民主党は現有の19議席から上積みし、目標とする30議席をうかがう勢い。ただ、態度を決めていない有権者が48%に上っており、情勢の変動もある。

 前回01年の都議選時の世論調査と比べると、自民党は11ポイント下がり、民主党は8ポイント伸びて倍増した。ただ、民主党は選挙の棄権率が高い20、30歳代に支持層が多く、不確定な要素もある。

 自民、民主両党以外の投票先政党の内訳は、▽公明党6%(前回6%)▽共産党4%(同5%)▽生活者ネットワーク2%(同2%)▽社民党0%(同1%)−−となっている。

 2期7年目を迎えた石原慎太郎都知事について「支持する」と答えた人は62%。01年の世論調査に比べ17ポイント下がったものの依然、高い支持率を維持している。一方、側近の浜渦武生副知事をめぐる問題で、石原知事に「責任がある」と答えた人も63%に上った。【大槻英二】

毎日新聞 2005年6月26日 20時23分 (最終更新時間 6月26日 22時43分)