「根拠なき提訴」と批判=小泉首相への賠償請求棄却−東京地裁

 「婦女暴行の逮捕歴があるのに首相の地位に居座り、精神的苦痛を被った」として、東京都武蔵野市に住む著述業の男性が小泉純一郎首相を相手に慰謝料100万円を求めた訴訟の判決で、東京地裁は15日、訴えを棄却した。
 原敏雄裁判官は「逮捕歴を認める証拠はない。確たる根拠なく提訴し、相手に無用の負担を掛けるのは、それ自体が不法行為として責任が生じることを指摘しておく」と述べた。 (時事通信)
[7月15日20時1分更新]